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7月豪雨、線状降水帯は九州で9つ発生 水蒸気量は過去最多タイ

 九州を中心に広い範囲に大きな被害が出た7月豪雨で、記録的な大雨をもたらす要因となった線状降水帯が、あわせて9つ、全て九州で発生していたことがわかりました。

 気象庁の分析によりますと、大雨が最も降った7月3日から8日にかけて、線状降水帯があわせて9つ、全て九州で発生していました。おととしの西日本豪雨の14よりは少ないものの、西日本の広い範囲で発生した西日本豪雨と違い、九州に数多く、集中して発生したのが特徴です。

 また、総雨量に対する線状降水帯による雨量の割合を分析したところ、福岡、大分、熊本、鹿児島で70%を超えるところがあり、九州の広い範囲で線状降水帯が、大雨をもたらす要因となったことがうかがえます。このほか、7月3日から13日までの11日間で、西日本から東日本にかけて大雨を長期間降らせ続ける「エネルギー源」となった水蒸気の量が、気象庁が記録を取り始めて以来、1985年に並んで過去最も多かったこともわかりました。

 一方で気象庁は、今回の7月豪雨の対象期間を、山形県などで記録的な大雨となった7月下旬まで延ばす方針を示しています。

(2020年7月31日)

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