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富士山が大噴火したら… 被害シミュレーション発表

 富士山が大規模噴火し、最悪の場合、首都圏でも交通機関やライフラインの機能が停止する。そんな被害想定を、政府・中央防災会議のワーキンググループがまとめました。

 富士山から北東方向に伸びる紫色の帯。この図は、富士山で大規模噴火が発生した場合に、どこにどのくらいの火山灰が降るかを、時系列に沿ってシミュレーションしたものです。

 被害が最も大きいケースでは、噴火から15日目に富士山からおよそ100キロ離れた東京・新宿でも、およそ10センチの火山灰が積もる計算です。火山灰が道路に10センチ積もると、雨が降った場合、4輪駆動車でさえ走行できなくなるほか、地上の鉄道は、微量の火山灰でも運行できなくなります。また、送電線などに火山灰が付着することで停電が発生するなど、交通機関やライフラインが大きな影響を受けることが予想されます。

 最後の噴火から300年以上が経過し、次の噴火が迫っているとされる国内最大の活火山・富士山。政府は今後、今回の被害想定をもとに、具体的な対策の検討を始める方針です。

(2020年3月31日)

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