
ノーベル平和賞受賞の南ア元大統領“アパルトヘイト擁護”で非難殺到
南アフリカの人種隔離政策=アパルトヘイトを撤廃し、ネルソン・マンデラ氏と共にノーベル平和賞を受賞した、デクラーク元大統領が、「アパルトヘイトは人道に対する罪ではなかった」と発言し、非難が殺到しました。
デクラーク元大統領は2日、国営メディアのインタビューで、「アパルトヘイトが人道に対する罪だという考え方は、南アフリカの白人に汚名を着せるためにソ連などが仕組んだものだ」として、アパルトヘイトは人道に対する罪ではなかったとの考えを示しました。
アパルトヘイトを擁護したともとれるこの発言には、市民や議会から非難が集中し、デクラーク氏は17日に発言を撤回し、謝罪しました。
デクラーク氏は大統領就任後の1990年、反アパルトヘイト運動で投獄されていた、マンデラ氏を釈放。さらに91年にアパルトヘイトを撤廃し、93年には、その功績からマンデラ氏と共にノーベル平和賞に選ばれていました。今回の発言を受け、デクラーク氏のノーベル平和賞を取り消すよう求める動きが広がっていて、インターネット上では1万件以上の請願書が集まっているということです。
