
プーチン大統領から友好勲章を授与された日本人武道家
ロシアのプーチン大統領から去年秋、友好勲章を直接授与された一人の日本人武道家がいます。大統領にまで注目された彼の活動の背景には、何があるのでしょうか?
去年11月、ロシアのサンクトペテルブルクでプーチン大統領から直接、友好勲章を渡されたのは、武道家の浅井信幸さんです。JOC(日本オリンピック委員会)の山下会長のロシア担当補佐官として、過去、何度も日ロ間を行き来し、柔道を通じた交流に一役買いました。
この日は、浅井さんが指導するモスクワの柔道セミナーに大勢のロシア人たちが集まりました。
「こうしたらダメ。ここから、足はここから出します」(友好勲章を受章した浅井信幸さん)
ロシアとの交流について、浅井さんを今なお突き動かすものは、山下会長が常々語っていた恩師の言葉だといいます。
「日本はアメリカの方ばっかり向いているではないかと。世界にはもう一つの大国、ロシアがある。世界で何かがあったらどうする。ロシアの方も向いていなければいかんだろうと」(友好勲章を受章した浅井信幸さん)
そして、日ロ間の「政治が困難な時には、学術、芸術、スポーツがある、そして柔道がある」、その言葉が今の活動の原動力になっていると浅井さんは言います。
「プーチン大統領に友好勲章を受けた浅井信幸さんの一言一言に刺激を受けたロシア人たちが皆、満足した様子です」(記者)
「浅井さんがここに来る意味があったと思います。きょう参加した人たちは先生のアドバイスに従って、オリンピックチャンピオンになれるでしょう」(セミナー参加者)
「日ロ関係は今もいいし、これからもいいものであり続けます。柔道が我々を結び付けていると思います」(セミナー参加者)
浅井さんは、今後もロシア側から要請があれば、柔道を指導するためにロシアを訪問し続けると述べました。
