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ロシア人“スパイ”の素顔とは、ソフトバンク元社員から機密情報か

 ソフトバンクの元社員と接触を繰り返し、機密情報を不正に入手するようそそのかしたとされるロシア人スパイの素顔とは?

 日本時間の11日午前1時、帽子にマスク姿でモスクワの空港に降り立ったのは、在日ロシア通商代表部のアントン・カリニン代表代理(52)。カートには段ボールが積み上げられ、成田空港で購入したとみられる買い物袋を手にしていました。

 「1階で、なぜか記者たちに取り囲まれている」(カリニン代表代理)

 記者の問いかけを無視してスマートフォンを操作するカリニン代表代理。去年2月、ソフトバンクのサーバーから機密情報を不正に入手したとして逮捕された元社員、荒木豊容疑者(48)をそそのかしたとみられていますが、警視庁の出頭要請を無視して10日、ロシアへと出国しました。

 捜査関係者によりますと、カリニン代表代理はロシアのSVR(対外情報庁)に所属する情報機関員、つまりスパイでしたが、表向きには在日ロシア通商代表部のナンバー2として、日ロの企業関係者を招いたセミナーなどで講演も行っていました。

 「カリーニンさんが(通商代表部の)副代表ということで、日ロの貿易額が何十億ドルで、今こういう分野が伸びていて、こういう分野が有望でという(ことをセミナーで話していた)。今回の事件についてはピンと来ない。普段やってることと、かけ離れている」(ロシアとの貿易関係者)

 「(会ったときに何か要求された?)そういうことは特になかったですね」(ロシアとの貿易関係者)

 スパイのイメージとは程遠いカリニン代表代理。荒木容疑者には外交官であることすら隠して、都内の飲食店などで接触し、資料と引き換えに現金数万円を渡していました。その際、店内でも、あえて仕切りのない場所を選ぶこともあり、徐々に機密性の高い資料を要求するように・・・。それこそが、相手の警戒心を緩めるためのロシアスパイの手口でした。

 接触は2、3か月に1回ほどで、荒木容疑者は去年3月にも社内の機密情報を不正に入手したとして、追送検されました。警視庁公安部は、カリニン代表代理を不正競争防止法違反の疑いで書類送検する方針です。

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更新日時:2月17日 14時02分

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