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推薦入試収賄事件、福岡県庁家宅捜索
福岡の県立高校の推薦入試をめぐり、現役の教諭が受託収賄の疑いで逮捕された事件です。教諭は、「自分が推薦すれば合格すると思っていた」と供述していることが新たに分かりました。
「午後0時、福岡県庁です。県警の捜査員が家宅捜索に入っていきます」(記者)
警察は3日、入試制度の実態などを調べるため、福岡県の高校教育課に家宅捜索に入りました。
高校教諭の本田竜大容疑者(40)は、3年前に実施された県立八幡南高校の推薦入試をめぐり、特定の受験生をサッカー部の顧問推薦枠で推薦する見返りとして、受験生の父親から商品券を受け取るなどした疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、本田容疑者は、「自分が校長に推薦すれば合格すると思っていた」と供述しているということです。
一方で、福岡県は、「私立高校のスカウトのように公立高校の教諭が中学生を推薦できる制度は存在しないが、各学校の運用について見直すべき点があれば検討したい」と話しています。