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大規模停電続く 支援の輪も

 台風による被害発生から4日目。千葉県を中心とした大規模な停電により生活に深刻な影響が続いていますが、SNSを通じた支援の輪も広がっています。

 ようやく電話での情報収集ができるようになった南房総市の職員。12日未明、市役所周辺など一部で停電が解消し、スマホの充電コーナーもできました。

 東京電力によると、千葉市や八千代市、四街道市、印西市、市原市の一部地域など4万軒で12日中の復旧が見込まれますが、残る地域の全面復旧は13日以降になる見通しで、午後3時現在、いまだ32万軒が停電しています。長引く停電は、深刻な影響を及ぼしています。

 11日午後7時前、千葉県君津市の住宅で起きた女性が死亡する火事。消防は近くの防火水槽から水を取り、消火活動に当たりました。消火に遅れはなかったということですが、停電のため断水が続いていて、消火栓の水圧が低くて使えなかったのです。そんななか、近所の人たちは・・・

 「皆さんでペットボトルからバケツに水を入れて、交替、交替で放水活動をした」(近所の住民)

 自宅にためてあった、なけなしの水を使い、バケツリレーで、消火を手伝ったということです。停電の影響は、子どもたちにも及んでいます。

 「こちらの部屋では、8人の子どもが遊んでいますが、全員、停電の影響で別の保育所から移ってきた子どもたちだそうです」(記者)

 千葉市では、市内3か所の保育所でエアコンなどの設備が使えなくなり、子どもたちは別の保育所で過ごすことに・・・

 「30度以上の状態で保育するとなると、熱中症など命の危険があるので。(復旧の)めどが立たないというところで、難しさを感じています」(こてはし保育所 稲木美穂さん)

 千葉県いすみ市。11日夜、次々に住民が訪れる場所がありました。木戸泉酒造。明治12年創業、老舗の酒蔵です。

 「氷を分けていただけるということで、すがる思いでお願いさせてもらいました」(停電地域の住人)

 停電を免れた木戸泉酒造では、冷蔵庫などが使えない住民のため11日から無償で水や氷などの提供を始めたのです。連日の暑さ・・・特に小さな子どもやお年寄りにはこたえます。

 「子どもたちが限界超えちゃっているみたいで、見ているのが切ないですね」(停電地域の住人)

 12日朝も・・・

 「昨日(氷)頂いてね、孫が少しは熱が下がりましたので。これ、ウチで取ったキュウリとか。またもらいに来たんですけどいいですか?」(停電地域に住む女性)

 お礼にキュウリを持ってきたと話すのは近くに住む女性です。自宅を見せてもらうと・・・まずはバケツに氷を入れ、飲み物を冷やします。さらに・・・氷をビニールの袋に入れて・・・冷蔵庫へ。停電が解消するまで“臨時の冷蔵庫”です。

 「(電気は)だめです。扇風機も全然、だからもうクーラーだって使えないし、ほとんど、うちわですよ。氷も綺麗だって言うから、口にも入れられるし、利用させてもらっています」(停電地域に住む女性)

 11日からすでに100人以上が氷を取りに来たという木戸泉酒造。支援が広がったきっかけはSNSでした。

 「電気、水、氷あります!」(木戸泉酒造社長)

 停電が続く状況を見かねた社長が、そうSNSにアップ。瞬く間に拡散したのです。

 「こういうことが、どんどん広がっていけば、より多くの人の助けになるかなと思います」(木戸泉酒造 荘司勇人 社長)

 連絡があれば、可能な限り24時間態勢で対応したいという木戸泉酒造ですが、予想外の反響に氷作りが追いつかない状況に。すると、今度は近隣の伊勢エビなどを扱う老舗の店が支援を申し出ました。広がる支援の輪。千葉県内では、依然32万軒が停電。まもなく4日目の夜を迎えます。

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更新日時:9月19日 5時02分

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