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モバイル決済 ここまで! 北京の公園に出現した無人ジム

 モバイル決済もここまで! 中国・北京の公園で近ごろ、ある“異変”が起きています。

 北京市内の公園。市民の憩いの場となっているこの場所に、最近、奇妙なものが出現しました。

 「一見、公園の物置のようにも見えるんですが、実は、開けてみると中は無人のスポーツジムになっているんです」(記者)

 中には1台のランニングマシン。エアコンや空気清浄機が備えつけられていて、モニターで映画やビデオを見ることもできます。

 「こうやって外を走っているような映像が流れるんですね」(記者)

 まずアプリで空き状況を確認して予約し、扉のQRコードを読み取ると、解錠されて中の電気がつく仕組みになっています。24時間利用可能で、料金は1分ごとに日本円にしておよそ3円。利用した分だけモバイル決済で引き落とされる仕組みです。

 「好奇心で使ってみても、続けては利用しないと思います」

 「空気清浄機もあるし、外の汚い空気よりいいと思います。家からも近いし」(利用者)

 モバイル決済が進んでいる中国では、ここ数年、『無人コンビニ』『無人カラオケ』といった“無人ビジネス”が次々と登場しています。しかし、便利さの一方で、ひずみも生まれてきています。北京では2年前に導入されたシェア自転車。携帯さえあれば、どこでも乗り捨てられる便利さが受けて一世を風靡しましたが、最近では壊れたまま放置されているのが目立ちます。メンテナンスを請け負う労働力が圧倒的に不足しているのです。

 モバイル決済型ビジネスに詳しい西村教授は、こう指摘します。

 「安い労働者がいるということを前提に作り上げているビジネスモデルが多いので、そのバランスが崩れると立ち行かなくなるところが出てくるんじゃないですかね」(対外経済貿易大学 西村友作教授)

 北京では先月登場し、これまで300台設置されたという無人ジムも、アプリで見ると既に故障して使えなくなっているものが目立ちます。“無人”を売りにした中国のモバイル決済型ビジネスですが、“人手不足”というなんとも皮肉な現実に直面しています。

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更新日時:10月15日 21時02分

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