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新幹線殺傷で問われる安全性、便利さ?安全対策強化?
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新幹線殺傷で問われる安全性、便利さ?安全対策強化?

 東海道新幹線で起きた3人殺傷事件を受けて、新幹線の安全性への懸念が広がっています。便利さと安全対策の強化の両立はどうするのか。皆さんはどう考えますか?

 東海道新幹線で乗客3人が殺傷された事件。警察は13日、殺人容疑で送検された小島一朗容疑者が、12月まで一緒に暮らしていた祖母の自宅に家宅捜索に入りました。

 「事件を起こすつもりで新幹線に乗った」(小島容疑者)

 小島容疑者は、このような趣旨の供述をしています。

 殺害された梅田耕太郎さん(38)。身を挺し、女性を助けた行動が明らかとなってきました。東京発新大阪の最終列車。突如、リュックサックからナタと果物ナイフを取り出し、女性に襲いかかる小島容疑者。その女性を助けようと、梅田さんは小島容疑者ともみ合いになったということです。捜査関係者によると、梅田さんはその時に転倒しましたが、小島容疑者が別の女性へ襲いかかろうとするのを、再び止めに入っていたということです。梅田さんの勇敢な行動が明らかになりました。

 「小島容疑者の方は攻撃をしようとする。梅田さんの方はそれを阻止しようとして、手を伸ばして振り下ろす腕を止めようとする。そういうもみ合いですね」(事件の目撃者)

 警察は車内の防犯カメラの映像を解析するとともに、凶器となった刃物の入手先など慎重に調べを進めています。

 今回の事件では、時速300キロの密室・新幹線の安全対策についての問題も浮き彫りとなりました。3年前に東海道新幹線の車内で男が焼身自殺を図り、乗客の女性が巻き添えで死亡した事件を受け、JR東海は防犯カメラの増設や乗務員の車内巡回を強化するなどの安全対策を講じていました。ところが、小島容疑者は監視の目をかいくぐり、凶器のナタを車内に持ち込み犯行に及んだのです。

 有効な対策の1つとして挙げられるのが、乗客の手荷物検査です。中国やイギリスなど、海外の一部高速鉄道では、既に導入されているのですが、1日に45万人が利用、乗りたい時にすぐ乗れる利便性がうりの東海道新幹線に、時間のかかる手荷物検査を導入すれば今のような定時運行が難しくなるとみられています。

 「ぎりぎりに乗っちゃうからね新幹線はね」

 「厳しいというより、できないような感じがする」

 「利用するとき、不便性を感じるような感じが」

 「もし新幹線が手荷物検査とかになるようだったら、飛行機の方が」

 「今回の事件もあるから、そういうのもあった方がいいのでは」

 安全性と利便性の板挟み。JR東海が会見を開き、新たな安全対策を発表しました。

 「きのう12日から、車内を巡回する警備員を増員して、警備強化をしているほか、警察においても順次、車内の警乗の頻度を増やしてもらっている」(JR東海 金子慎代表取締役社長)

 しかし、手荷物検査に関しては、利便性を著しく損なうとの理由から困難であるとしています。

 「できるかというと現実的ではない」(JR東海 金子慎代表取締役社長)

 JR東海が会見を開き、警備員の増員など新たな安全対策を発表しましたが、専門家からは効果に疑問を呈する声も上がっています。

 「警備員を多少増やしたレベルでは、焼け石に水という感じですね」(ライトレール 阿部等代表取締役社長)

 元JR東日本の職員でもある阿部氏。既に設置されている監視カメラを使い、不審者を事前に特定できるシステムを導入するなど、抜本的な対策を講じるべきだと訴えます。

 「不審人物とか不審行動を見つけた場合、それをシステム上でマークすると、システムがずっと追跡していく」(ライトレール 阿部等代表取締役社長)

 安全性と利便性の両立。今、私たちに難しい課題が突きつけられています。

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