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「ブラックペアン」にも登場、手術支援ロボット“可能性と課題”
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「ブラックペアン」にも登場、手術支援ロボット“可能性と課題”

 現在放送中のドラマ「ブラックペアン」。このドラマに登場したのが、ミリ単位の精密な作業が可能な「手術支援ロボット」です。このロボットは実際の医療現場でも使われていて、活躍の場を広げつつあります。こうした「ロボット手術」の可能性と課題を取材してきました。

 日曜劇場「ブラックペアン」で「ダーウィン」と呼ばれていた、このロボット。医療の現場で実際に使われています。その名は「ダビンチ」。手術台から離れた場所にあるコンソールで、手足を使って4本のアームを操作します。訓練の様子を見せてもらいました。心臓の鼓動のように動く台の上で、小さな輪ゴムをつかみ・・・

 「針金にあてずに・・・出す」(帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科 下川智樹主任教授)

 ダビンチ手術の利点のひとつが、大きな傷口を作ることなく、細かな作業ができる点です。手ぶれもありません。

 「基本的には、僕の手が3cm動くと、ロボットの手が1cmという動き」(帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科 下川智樹主任教授)

 ミリ単位の手術を可能にしている「ダビンチ」の特徴が・・・

 「このモニターで見ると普通の画面ですが、ここで中を見てみますと、すごい、立体的に見えます。3Dです」(皆川玲奈アナウンサー)

 2000年に日本に導入されたダビンチは、これが第四世代。拡大された3D映像によって、患部に直接、顔を近づけたような感覚で執刀できるといいます。帝京大学医学部附属病院では、すでに前立腺がん等で多くのダビンチ手術が行われています。執刀医の操作にあわせ、自在に動くアーム。手術台のそばのスタッフも、3D用のゴーグルをしてモニターで患部を確認します。

 「前立腺に関しては、開腹よりもはるかにロボットのほうがやりやすい。メリットが大きい」(帝京大学医学部附属病院 泌尿器科 中川徹主任教授)

 ダビンチは、体の深い部位での細かな作業に適しているといいます。

 「手術のダメージは結果的に小さくなるし、手術後の出血量も含めて治療成績は良い」(帝京大学医学部附属病院 泌尿器科 中川徹主任教授)

 このダビンチ、活躍の場が広がりつつあります。前立腺がんなどに加え、今年4月から、心臓の弁を形成する手術など12の手術について保険が適用されることになったのです。こちらは、心臓の手術の様子。患者の負担を軽くするため、比較的傷口の小さい内視鏡が用いられていました。

 「患者さんのライフスタイルが変わらない。手術後も同じような生活ができるというところを目標に、いま手術をやっています。その流れのひとつとして、ダビンチ手術がある」(帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科 下川智樹主任教授)

 保険の適用の拡大を受け、今後はダビンチが使われるケースも増えそうです。

 「傷を広げることはないので、痛みとしては軽減される。(ダビンチ手術は)究極の内視鏡手術といっても問題ないと思います。僧帽弁手術・冠動脈バイパス手術については、有効性が発揮できるんじゃないか」(帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科 下川智樹主任教授)

 期待が高まりますが、課題もあると言います。

 「誰でも手術できる、どんな患者さんでも手術できるというものではなくて、重症であるとか、緊急手術といったものは、従来の手術の方がいいと思いますし、慎重に広げていく必要があると思います」(帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科 下川智樹主任教授)

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