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21日
22時53分
認定こども園で定員超過、園児休ませ“隠蔽工作”まで・・・
3分49秒

認定こども園で定員超過、園児休ませ“隠蔽工作”まで・・・

 兵庫県姫路市の私立認定こども園で出されていた給食では、カレースプーン1杯に満たないおかずしか与えられなかった園児もいたといいます。園長はJNNの取材に対し、「給食が余ることがあったので少ない量を注文した」と答えていますが、このこども園が姫路市の監査に対し、園児を休ませ、隠蔽工作までしていたことがわかりました。

 「本件の場合、行政を通さずに園と保護者の間で契約をして受け入れていた」(姫路市 監査指導課長)

 問題が発覚したのは、兵庫県姫路市にある私立認定こども園の「わんずまざー保育園」です。「認定こども園」とは、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ国の基準を満たした認可施設のことで、本来、手続きは自治体を通して行わなくてはなりません。ところが問題の園は、定員46人のほかに市に隠して園児22人を受け入れ、その際、1人あたり月額2万円から4万円の料金を受け取っていたということです。

 問題は、先月23日、県と市による“抜き打ちの特別監査”で発覚しました。先月2日には、“事前通告をしたうえ”で監査を行いましたが、このとき、市に隠していた園児22人の姿はなかったといいます。

 「私たちが立ち入りをすると分かってますから、(園児を)休ませていたのだと思います。隠していたんだろうと認識しています」 (姫路市 監査指導課長)

 給食も劣悪でした。園では68人の園児に対し、40食ほどの給食しか用意せず、中には、おかずがカレースプーン1杯に満たない園児もいたといいます。

 「1人分に提供する魚を6等分にしていた。副菜については、お箸ひとつまみだった。量を写真で見たら余計に情けなくて。こんなことになっているなんて夢にも思ってなかった」(園に通わせていた保護者)

 園は、残飯が出るのがもったいないなどの理由から、給食の発注数を減らしていたといいます。さらに・・・

 「ちょっとショッキングな話なんですけど、ご飯を残しますよね、(残ったものを)冷蔵・冷凍保存し、アレルギーの子どもがいた場合、その日の給食は残っているものを解凍して出す。古いものを出す」(姫路市 監査指導課長)

 このほか、保護者が顔を出す時間帯以外は暖房を停止させていたことも判明しました。

 「朝、保護者が子どもを送りに来る1~2時間くらいの間だけ暖房してて、あとは全く暖房していない」(姫路市こども保育課長)

 「2月2日に私が行ったときは(部屋の温度は)14℃くらい」(姫路市監査指導課長)

 厚生労働省の感染症対策のガイドラインによりますと、保育施設内の適切な温度は冬場の場合、20度以上とうたわれています。

 「こんな園に生後8か月から2年間も通わせていたのかと思ったら、自分の子どもに対し申し訳ないというか、情けない。誰も死ななかったのが不思議なくらいだと思います」(園に通わせていた保護者)

 他にも、保育士の数や“消火・避難訓練”の実施状況について虚偽の報告をしていたことも発覚しました。こども園の園長はJNNの取材に対し・・・

 「困っている保護者を助けたかった。定員超過がばれると預かれなくなると思った」(認定こども園『わんずまざー保育園』園長)

 問題の園には、公費で年間5000万円の給付金が充てられていますが、県と市は、こども園の認定を取り消す方向で検討しています。取り消し処分がされれば、2015年の「子ども・子育て支援新制度」の導入以降、全国初。また、姫路市は詐欺の容疑で刑事告訴も検討しているということです。(20日17:59)

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