現場から、トランプ大統領一年

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1月17日放送

「信認選挙」にミニ・トランプ続々

トランプ大統領が大統領に就任して、まもなく1年。今年の秋には信任投票とも言える中間選挙があります。これに「ミニ・トランプ」とも言える保守強硬派の出馬表明が相次いでいるんです。

「私はトランプ氏の“壁”のファンです!皆さんは?我々は“壁”をつくらないとなりません」(ケリー・ウォード氏)

先週、南西部アリゾナ州の保養地では裕福な余生を送る白人の高齢者が、共和党の上院議員候補・ウォード氏を囲んでいました。

「私は“アメリカ・ファースト”候補です!」(ケリー・ウォード氏)

アリゾナ選出の現職2人は共和党穏健派の代表格。与党でありながら、自身に批判的なこの2人に不快感をもつトランプ氏は…

「国境警備や犯罪に弱腰で、役立たずの現職に対抗して、ウォード氏が出馬したのは大歓迎だ!」(トランプ大統領)

「強硬な保守姿勢を前面に押し出し、トランプ大統領を支えると明言するウォード氏、上院選に向けて人気が高まっています」(記者)

「有権者はこれまで既得権益層がこねくり回してきた政治にはうんざりしています」(共和党上院議員候補 ケリー・ウォード氏)

「国境の“壁”や、オバマケア撤廃など、保守派に響く内容をはっきり主張してくれました」(支持者)

今年は下院の全議席と、上院の3割が秋の中間選挙で改選されます。いわば、トランプ政権の「信任投票」ですが、その過激路線を支えようと国政進出を狙う「ミニ・トランプ」候補が相次いでいます。

ゴルフカートを使った選挙区まわりで下院を目指すカバナウさんも「ミニ・トランプ」の1人。

「真の保守で政治の汚れにまみれていない候補を選ばなければなりません。私はワシントンを浄化していきます」(「ミニ・トランプ」候補 カバナウ氏)

政策の軸は厳しい移民対策、経済の強化、そして、政治から既得権益層を一掃すること。スローガンは「アメリカ・ファースト」です。

「トランプ氏の保守的政策が共和党支持層に活力を与えている中、我々は一層戦い続けなければなりません」(「ミニ・トランプ」候補 カバナウ氏)

「私たちの声を聞け!声を聞け!」(反トランプデモ)

民主党も中間選挙での巻き返しに躍起です。アリゾナ州での反トランプデモで、1人のイスラム教徒に出会いました。

「寛容で多様性が認められる社会。そして、それを否定するような行動と戦っています。私は上院議員選挙に出馬しています」(ディードラ・アブードさん)

アメリカ史上初となるイスラム教徒の上院議員を目指す人権派弁護士のアブードさん。トランプ政権への怒りから立候補したい人が続出しているといいます。

この日、訪れたのは月に一度の民主党支持者の集会。参加者は大統領選挙以降、毎回200人と、これまでの4倍近い人が集まります。

「トランプ氏が勝った選挙で、多くの人が気づいたのは、この国の民主主義は、脇に座って見るものではないということです。全員が参加し、全力でぶつかり合う必要があるのです」(民主党 地区組織幹部)

「今より良い未来を創るため、どうしたら一層寛容になれるか?みんなが経済や社会的に平等になれるのか?我々自身が選ぶのです!」(ディードラ・アブードさん)

トランプ政権発足から一年、アメリカ政治では地殻変動が起きています。

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