2019年6月28日
[ 報道局編集部 水口康成 ]
ニジェール川の上に満月、とおもいきや夕陽だった。普通見かける夕陽はどんどんと赤みを帯び、雲があろうものなら、まとめて赤く染めてしまう。ところがこの日の夕陽は、満月宜しく白い夕陽だった。時間が過ぎても、雲がかかっても、赤いようなオレンジ色のようなグラデーションができるわけでもなく雲に巻きこまれるように白いまま沈んでいった。
偶然の風景かもしれない。白い夕陽は、なにか太陽が力を失ったようにみえた。
水口康成(報道局編集部)
外信部、NEWS23、サンデーモーニングなど担当。
元従軍記者で、著書は「旧ユーゴ内戦の記録'91-'96」や「ボスニア戦記」など、このほか通信社や新聞社などに寄稿。
趣味:テラリウム
好きな食べ物:カイマックと蜂蜜を塗ったパン