JNNプロジェクト“災害列島日本”

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2017年8月31日放送

想定超えた「200年に1度」級の大雨に…地域防災の現状と課題

 台風の影響が比較的小さいとされてきた北海道ですが、大きな被害をもたらした1年前の台風10号を契機に“本州並みの備え”の必要性が指摘されています。行政の対応が後手に回る中、住民たちは、1年前を教訓に自ら動き出しています。

 北海道新得町で特産のそば店を営む今井崇敬さんです。

 北海道には去年8月、台風10号など4つの台風が相次いで接近・上陸し、豪雨をもたらしました。過去56年間の台風の進路を解析すると、ある特徴も見えてきました。

 本州に一度も上陸することなく、海の上を通って直接、北海道に来るため、台風の勢力は保たれ本州並みになるというのです。

 北海道新得町は、1年前の台風で1人が犠牲になりましたが、これまで水害のハザードマップは「必要ない」とされてきました。

 北海道から水位周知河川の指定を受け、「浸水想定区域」が示されたのは先月末のことです。

 そば店の傍ら、地元の消防団でも活動する今井さん。後手に回る行政をよそに、自分たちで次の台風への備えを始めています。

 北海道では、自治体と住民に本州並みの台風への備えが求められています。