【現場から、】西日本豪雨災害

【現場から、】2018年7月24日(火)

広島県内で未だ「孤立」集落も

西日本豪雨の被災地では猛暑の中、捜索や復旧作業が行われています。広島県では未だに孤立している集落があり、食料の支援などもままならない状態が続いています。

孤立状態の集落へと生活物資を運ぶ男性。こんな生活がすでに2週間以上続いています。

「崩落しているでしょ、あそこ。あれが直ればいいんだけど」(孤立状態の集落の住民)

東広島市では、途中で線路が崩れ落ちているのが確認できます。その下には県道33号線が通っていましたが、こちらも崩れ落ちて今は通行止めとなっています。

集落に通じる県道は土砂崩れで崩落。住民の“生命線”ともいえる道路が寸断され、この一体では、およそ50世帯140人が未だ孤立状態です。町に出るには、およそ2キロの山道を歩かなければなりません。往復1時間以上かけ、住民達は食料や燃料などを運んでいます。この日、支援物資を運ぶのに使ったケースを返しに町にやって来た男性。

「みんな喜んでたので、ありがとうございます」(孤立状態の集落の住民)

町ではガソリンや新聞などを調達し・・・。

「結構重たいよ」(男性)

帰りは20キロもの荷物を背負い、集落へと戻ります。

「しんどいけど、我慢せんといけんね。暑いからね、大変ですよ」(孤立状態の集落の住民)

過酷な道のり。さらに猛暑が追い打ちをかけます。18日、こうした山道を行き来していた63歳の男性が熱中症で死亡しました。集落で自宅の泥をかき出す作業をした後、山道で体調を崩したといいます。

「『お互い頑張りましょう』と、地域のこと、いろいろ面倒見てもらって」(亡くなった男性の知人)

孤立状態にある集落には、手つかずの住宅も。

「(県道が)寸断されて機械も入らない」(女性)
「陸の孤島」(男性)

政府は24日、被災地に対して国からの財政支援を強化する激甚災害指定を閣議決定しました。県道が復旧するのは来月の見込みで、日常が戻ってくるのには、まだ時間がかかりそうです。(7月24日23:19)

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