【現場から、】西日本豪雨災害

2018年11月27日(火)

愛媛・西予市で復興願う伝統相撲

西日本豪雨で甚大な被害を受けた愛媛県西予市では27日、江戸時代から続く「乙亥大相撲」が開催されています。相撲の町として復興を願う人々の強い思いが込められているこの大会、会場から報告です。

会場では、地元の人たちによる取組が行われていまして、熱気に包まれています。さて、この乙亥大相撲、江戸時代に大火災からの復興を願い始まったとされていて、毎年、子どもから大人まで多くの人でにぎわう町の一大イベントです。ただ、今年は豪雨により開催が危ぶまれていました。

今年7月、西予市野村町では川の氾濫で5人が亡くなりました。例年会場になっていた乙亥会館は浸水し、地元の相撲部員たちも泥かきなどに励みましたが、この場所での開催を断念。しかし、伝統を絶やしてはいけないと代替施設での開催が決まり、地域の人たちが土俵作りに汗を流しました。

そして27日朝、167回目の乙亥大相撲が幕を開けました。

「この中に土俵ができるのも信じられなくて、(開催は)無理なのかなと思っていたので、皆さんの力ってすごいなと、あらためて思った」(地元の人)

いまだ元の生活に戻れない被災者も多くいる中、相撲の町を相撲で元気にしようと、地域が一つになっています。(11月27日11:42)

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