【現場から、】西日本豪雨災害

2018年7月11日(水)

土石流発生で榎川が氾濫、二次災害を警戒

西日本各地の豪雨被害で、これまでに170人の方が亡くなり、いまだ行方がわからない人も55人に上っています。被災地では30度を超える厳しい暑さが予想される中、不明者の捜索と復旧作業が急がれています。

広島県府中町の榎川では10日午前11時ごろ、土石流が発生し、川が氾濫しました。町は周辺地域に避難指示を発令しました。

土石流の様子を捉えた防犯カメラの映像です。川に突然、濁流と大量の流木が押し寄せました。

「まだ山からいくらでも水が湧き出している状態。土砂に水がいっぱい含まれて破壊するから、一気に流動的な土石流になる」(広島大学〔砂防学〕海堀正博教授)

砂防学が専門の広島大学の海堀正博教授は、今回の被災地では、あとしばらくは再びこのような土石流が発生する可能性があると指摘します。

「この場所に限ったことではないと思うので、しばらく注意を要する」(海堀正博教授)

今回の災害で広島県内では、これまでに67人が死亡、44人が行方不明となっています。府中町では、死者も行方不明者も出ていませんが、突然の川の氾濫に住民達は驚き、住宅地に入った土砂を自分たちの手で撤去しています。

また、広島県東部の福山市は11日の朝、ため池が決壊するおそれがあるとして周辺地域に避難指示を出しました。雨が上がりここ数日は晴れた日が続いていますが、被災地では今もなお、二次災害のおそれが続いています。(7月11日11:32)

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