【現場から、】西日本豪雨災害

2018年7月8日(日)

岡山・倉敷市真備町、東京ドーム260個分が水没

西日本を中心とした記録的豪雨の被害が広がっています。岡山県内でも特に大きな被害に見舞われた倉敷市真備町箭田では午後になって水が引き、ようやく被害の全貌が明らかになってきました。

こちらの民家では2階の窓の下まで濁流の跡が残っています。1階を見てみますと、窓が割れ家具は散乱、そして畳も浮いてしまっています。この辺りからも被害の規模をうかがえます。

この地域では7日夜、夜を徹して救出作業が行われました。午前1時、またボートが戻ってきました。取り残された人の、夜を徹しての救出作業です。

「とりあえず2階まで来なかったら、何とかまあ、助かるかなと思って」(女性)

一夜明け、ヘリコプターで上空から取材すると、大勢の人が病院などに取り残されていました。路上には救助を待つ車いすの高齢者の列が・・・。決壊した堤防の付近は道が完全に寸断され、土のうが積まれています。

堤防の決壊で倉敷市真備町では1200ヘクタール、東京ドーム260個分ほどの面積が水に浸かりました。被災家屋は4700戸に及びます。

「2人ともだめだった・・・」

女性の母親が遺体で見つかり、父親は見つかっていないといいます。取材によりますと、真備町だけで6人が死亡、行方不明者は15人。ただ、今も全貌はつかめていません。町内の小学校には、一時2000人が避難しました。

「教室の中も満杯になって、数時間で」(男性)
「今はね、お水が流せないんです」(女性)

排水作業は午後になってようやく始まりました。水が引いた市街地では、ぬかるみの中、復旧作業が始まりました。こちらの民家では午後3時頃から家財道具を運び出しています。2時間ほど作業しているのですが、家の中を見てみますと、1階の玄関、そして廊下の部分は既に片づけが済んでいるのですが、奥に入ってリビングを見てみますと、ソファーなどの家財道具が散乱してしまっています。

住民は、「まさかこれほどの被害とは思わなかった。現状を見て愕然としている。どれくらいすれば元どおりにできるのか全くわかりません」と、途方に暮れていました。復旧までは、まだまだ時間がかかりそうです。(7月8日17:33)

Copyright© Tokyo Broadcasting System Television, Inc./ Japan News Network