現場から、海を殺すな プラスチック汚染

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2018年6月14日放送

海洋プラスチック汚染削減文書、署名しない日米に批判高まる

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カナダで開催されたG7=主要7か国首脳会議で、国際的な問題になっている「海のプラスチック汚染」を減らすための文書に日本とアメリカが署名しなかったことに対して、海外からも批判が出ています。

「海のクリーンアップにまさに取り組んでいるときに、日米が署名しなかったのは恥ずべきことです」(NPO団体「The Ocean Clenup」ボヤン・スラット代表)

カナダで開かれたG7で、プラスチック汚染の削減に向けた文書に日本とアメリカだけが署名しなかったことについて、国際NPOのスラット代表は憤りを隠せません。他の環境団体からも日米の姿勢を批判する声明が出ています。

海に流れ出るプラスチックごみは、年間800万トン以上。海の生き物などに深刻な影響を与え始めています。このNPOは、北太平洋でとりわけ海洋ゴミが多く集まる「太平洋ごみベルト」と呼ばれる海域のゴミを回収するため、新たな装置を開発しました。

全長600メートルのU字型のパイプの下に3メートルほどのスクリーンを取り付けて海に浮かべ、数センチのものから数十メートルの大きなものまで、プラスチックごみを待ち伏せしてくまなく集め、最終的には船が出向いて回収する流れです。

「何度も何度もテストを繰り返して、太平洋ごみベルトにも視察に行った。私たちはごみを回収して、海を綺麗にできると確信しています」(ボヤン・スラット代表)

今年9月から装置を本格稼働させ、日本の国土の4倍ともいわれる「太平洋ごみベルト」のゴミを、5年以内に半減させたい考えです。

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