現場から、海を殺すな プラスチック汚染

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3月28日放送

使い捨て禁止も、イギリスの取り組み

これまで、プラスチックごみによる汚染の実態や、生態系への影響についてお伝えしてきました。では、どうすればいいのか?イギリスの取り組みです。

イギリス南西部の海岸、歩いてみると…

イギリスで出るプラスチックごみは年間200万トン以上。たくさんのごみが打ちあがる深刻な事態になっています。

そのイギリスが今、減らそうとしているのが、「シングル・ユース・プラスチック」。これは、ペットボトルやレジ袋、ストローなど、1回しか使われず捨てられる使い捨てのプラスチックのことです。イギリスでは、このごみが「1年で東京ドーム80杯分」も出ているのです。この問題にいち早く対策を打ち出したのは、なんとイギリス王室でした。

エリザベス女王は、バッキンガム宮殿内のカフェでのプラスチックストローなどの使用を段階的にやめると述べました。この他にも王室は、関連施設での使い捨てプラスチックの使用も禁止します。

そして、町ぐるみで使い捨てプラスチックごみに取り組み、国内初の「プラスチックごみの出ない街」として注目されているのが、ここペンザンスです。

使い捨てプラスチックを使わないキャンペーンを率いるレイチェルさんが案内してくれたのは、使い捨てプラスチックの使用をやめたカフェ。

紙のストローを使っているこのカフェでは、竹の繊維でできたコーヒーカップが売られています。

変化があったのはカフェだけではありません。スーパーからは、レジ袋やラップがなくなりました。化粧品店では、ボトル容器を使わない固形のシャンプーやボディソープが並んでいます。

こうした使い捨てプラスチック禁止の取り組みは、世界各地でも始まっています。レジ袋については、イタリアやベルギーなどでは国全体で全面禁止、アメリカや中国などでも部分的に禁止されています。またケニアでは、この8月からレジ袋が禁止され、使用した場合、最長で禁錮4年か、およそ430万円の罰金となります。

街からプラスチックごみを出さないようにするペンザンスのキャンペーンは、すでに国内100以上の自治体にも広がっています。

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