現場から、海を殺すな プラスチック汚染

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3月26日放送

ハワイの海を汚す日本のごみ

年間130万人の日本人観光客が訪れる人気のリゾート、ハワイもいま、大量のプラスチックごみに悩まされています。実は、そこには私たち日本からのごみも多く含まれています。

ハワイ・オアフ島。かつては、「全米ナンバーワン」に輝いた美しいビーチに、ある異変が・・・

ビーチ近くに20年住む高木和代さんは今年から毎月、友人たちとビーチの掃除を始めました。あまりに増え続けるプラスチックごみを見かねたためです。ハワイに大量のプラスチックごみが押し寄せているのには、理由があります。アメリカの海洋研究者、ムーア氏が20年ほど前に発見したのが…

海流や風などが作り出した巨大な「ごみだまり」です。ムーア氏は、これがハワイに大量のプラスチックごみが流れつく原因だと指摘します。この「ごみだまり」は年々拡大しているといいます。欧米の研究団体が先週発表したデータによると、「ごみだまり」の面積は、およそ160万平方キロメートル、日本の国土の面積の4倍以上にも達しているというのです。では、なぜ巨大な「ごみだまり」が、できたのでしょうか。

ごみだまりの海域には、北中米だけでなく、日本、中国などアジアからのプラスチックごみが集まっています。その一部がハワイなどに流れ着くというのです。さらに、「最大のごみ集積地」となっているビーチがハワイ島最南端にありました。

ここでも、日本から流れ着いたとみられるごみがいくつも見つかりました。危機感を募らせているハワイ州は、独自の取り組みを始めています。店でのプラスチック製レジ袋の配布を禁止しました。さらに、ホノルルの複数のホテルでは、プラスチックのストローをやめ、希望する客だけに紙のストローを提供しています。

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