【現場から、】なくせ!危険運転

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2018年6月28日 放送

交通刑務所でも免許持ったまま出所か

運転免許をめぐる新たな問題が、さらに広がりを見せています。重大な交通事故を起こした受刑者を収容する「交通刑務所」でも、取り消されるはずの免許証を持ったまま受刑者が出所した可能性があることが分かりました。

「危険な運転をした人に対しては、運転免許の取り消し等の処分を厳正に行うことが重要です。事実関係を踏まえまして、法務省と連携を図り、適切に対処できるようにしてまいりたいと思います」(栗生俊一警察庁長官)

28日の会見で、こう述べた警察庁長官。問題はさらに広がりを見せています。

悪質・重大な交通事故に適用される「危険運転致傷罪」で服役した3人の受刑者が、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所した疑いがあることが、JNNの取材で、27日明らかになりました。警察の手続きなどに何らかの問題があった可能性が出てきていますが、刑務所の側も気がつくことはできなかったのでしょうか?

府中刑務所などで所長を務めた鴨下守孝氏は、免許の取り消しは警察の仕事で、受刑者の免許がどうなっているか刑務所の現場はほとんど意識もしていないのが実情だと話します。

「そういう権限(=免許のチェック)がない。権限がないことはやってはいけない。(Q.有効な期限の免許証を仮に持っていたとしても?)ああ、それは取り消されていないんだな というだけです」(元府中刑務所所・鴨下守孝氏)

ところが、28日、新たな問題が浮上しました。「交通刑務所」と呼ばれる刑務所でも、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所していた可能性が出てきたのです。

千葉県の市原刑務所は、重大な交通事故を起こした受刑者を収容し、専門の更生プログラムを行っています。出所していたのはこの市原刑務所の5人の受刑者でした。罪名は「過失運転致死傷罪」。運転免許は取消処分に該当します。

「システムが悪いのか、なぜそういうことが起きるのか」(遺族の男性)

おととし、北海道旭川市で飲酒運転とスピードオーバーの車に衝突され、娘を失った男性。加害者は危険運転致死の罪で一審で実刑判決を受け、現在も裁判が続いています。

今回の問題について、男性は、警察だけでなく、刑務所の側も含めた制度全体に問題があるのではないかと話しました。

「ミスではなくなっている。システム上の問題。知らなかったではすまされない部分だと思う。ちょっと驚きですけど…」(遺族の男性)

刑務所を所管する法務省は、「事実関係がまだ確認されておらず、現時点でのコメントは差し控えたい」としています。


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