【現場から、】なくせ!危険運転

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2018年6月1日 放送

東名夫婦死亡事故、長女からの手紙

東名夫婦死亡事故から、まもなく1年。
両親を亡くし、自らは奇跡的に助かった長女が今の思いを手紙で寄せてくれました。

「あの日のことを毎晩思い出してしまう」
長女の心には深い傷が残されています。

「毎晩思い出してしまうので、今でも辛いです。自分でもよくここまで生きていたと思います」

手紙にこう綴ったのは、東名夫婦死亡事故で亡くなった萩山嘉久さん(当時45)と友香さん(当時39)の長女(16)です。

事故があったのは去年6月。萩山さん一家が乗ったワゴン車はパーキングエリアで注意した石橋和歩被告(26)の車に高速道路上で追いかけられました。執拗なあおり運転。追い越し車線に無理矢理停車させられ、嘉久さんは石橋被告に胸ぐらをつかまれるなどの暴行も受けました。そこに後続のトラックが突っ込んだのです。長女と次女は奇跡的に助かりました。

「(お父さんは)自分のことより、家族とか私たちのことを考えてくれていて、(お母さんは)一番大切な身近な人でした」(萩山さん夫婦の長女 [去年6月])

事故直後、長女はこう話していました。
今回、JNNの取材に対し、寄せた手紙。あの日の出来事については・・・

「事故のことは毎日思い出してしまいます。あのときは、煽り運転なんて概念はなかったので、道路で止まっているときに父が殺されてしまう。連れて行かれてしまう。と思って見ていたことが、すごくトラウマです。やめてと言っても、泣いてもやめてくれなかったことが本当に怖かったです」

石橋被告は危険運転致死傷の罪で起訴され、今後、裁判が開かれます。
長女は「重い刑罰になるべきだ」としたうえで、こう続けています。

「反省しないなんてあり得ません。自分を守る謝罪ならいらないけれど、心からなにか思っているのであれば聞いてみたいとは思います」

長女は、いま高校2年生。突然、両親を亡くし中学1年生の妹と2人きりになり、母親の実家で暮らしています。事故のあと、自分がしっかりしないといけないというプレッシャーにも苦しんだといいます。

「両親には何度も今までのことを手紙に書こうと思ったけど思い出すたびに涙があふれ棺に手紙を入れてあげることさえ、できませんでした。今回も短くしか書けませんが事故直前まで幸せに生きてこられた感謝と、もし、ただの骨ではないなにかになっているのだとしたら、幸せであってほしいということを伝えたいです」

事故からまもなく1年を迎える6月1日。現場に近い東名高速のサービスエリアで警視庁と神奈川県警、静岡県警が合同で、あおり運転の撲滅を呼びかけました。

全国の警察は今月1日から7日までを強化期間として一斉の取り締まりを開始。高速道路に違反車両がないか、ヘリコプターで上空から目を光らせ、地上のパトカーと連携してパトロールを行っています。

あおり運転が大きな社会問題となるきっかけとなった東名夫婦死亡事故。
両親をなくした長女は手紙の最後を、こう締めくくっています。

「今後、このくだらない事故が少しでも世の中をよりよく変えてくれるなら無駄ではないと思えます。だからそのような人が減っていってほしいです」


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