【現場から、】なくせ!危険運転

topページへ
genba@best.tbs.co.jp
情報提供をお待ちしています

※TBS個人情報の取扱いについてはこちら

2018年1月22日 放送

あおり運転に道交法の限界

2017年6月の東名夫婦死亡事故で起訴された男が、福岡県でも交通トラブルを起こしていたことが新たにわかりました。あおり運転を繰り返すドライバーに対し、道路交通法の限界を指摘する声もあがっています。

「すごく血が出たんだね。色あせちゃっているけどね」(東名事故で亡くなった萩山嘉久さんの母親)

袋の中できれいにたたまれていた服には、血がしみこんだあとが、そのまま残っていました。

「抱きつきたいくらいだよ、この子の服」(東名事故で亡くなった萩山嘉久さんの母親)

2017年6月の東名夫婦死亡事故で亡くなった萩山嘉久さん。警察が保管していた服が、今月になって、遺族のもとに戻されました。

「この子の中身はないけど、なんとなくね、私のところに帰ってきた気がした」(亡くなった萩山嘉久さんの母親)

石橋和歩被告は、萩山さん一家の車を追い越し車線に無理やり停車させ、追突事故を招きました。

そして、石橋被告はこの前後、山口県内でのあわせて4件のほかに、福岡県内でも交通トラブルを起こしていたことが新たにわかりました。 石橋被告の車は交差点の止まったままになっていて、信号が変わっても動き出さなかったということです。

被害にあった男性によると、交差点の手前で止まったまま、青信号でも動き出さないのを男性が不審に思い、様子を見に行くと、石橋被告はシートを倒し、スマートフォンを操作していたというのです。男性がクラクションを鳴らすと、ゆっくり動き出したものの、追い越そうとしても、追い越させないような行為を続けたといいます。

そして石橋被告は、こちらの道路でも同じように車を止めて、後ろの車が前に進めないようにしたということです。

しかし、男性がものすごい剣幕で怒鳴るなどしたためか、石橋被告は車にこもって動かなくなり、最後は追い越して、現場を後にしました。

あおり運転を繰り返すようなドライバーに対して、専門家は、現在の道路交通法の限界を指摘します。

「道交法はあえて、あおる行為、怖がらせるためのあおる行為を想定していない」(横浜国立大学法科大学院教授・工藤昇弁護士)

道交法は原則として、スピード違反や信号無視など、形式的な違反を取り締まる法律になっていて、あおり行為など悪意を持った行為をより重く罰したくても、できないのです。

「たまたま車間距離を取りませんでしたという違反はありますが、故意に怖がらせよう、危害を加えようとして、あおる行為については、そもそもメニューに入っていないので、それをどう定義づけて処罰していくべきかというのも、課題の1つであろうと思う」(横浜国立大学法科大学院教授 工藤昇 弁護士)


「危険運転」について、皆さまからの情報提供をお待ちしています。

お送り頂いた情報について、折り返しこちらから詳細をお伺いすることがあります。
情報をお寄せいただく際には、差し支えなければご連絡をお知らせいただけると幸いです。
よろしくお願い致します。


TBS個人情報の取扱いについてはこちら