【現場から、】なくせ!危険運転

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2017年12月15日 放送

東名死亡事故、検察で殺人罪適用も議論

今年6月に起きた東名夫婦死亡事故は過失運転か、危険運転か、適用する罪名をめぐる議論が起きていました。その後の取材で、検察内部では殺人罪の適用も議論されていたことがわかりました。

「正直、通り魔みたいなもの」(萩山嘉久さんの友人)

「(Q.なぜ、萩山さんの車を追いかけた?)やっぱり言われたらこっちもカチンとくる、人間だから」(石橋和歩被告〔今年10月〕)

東名高速道路の追い越し車線に家族の車を無理やり停車させた石橋和歩被告(25)。逮捕時の過失運転致死傷という容疑は、起訴の段階で危険運転致死傷の罪に切り替わりました。しかし、嘉久さんの友人は・・・。

「殺人罪ではないかと思う。それしかないでしょう。後ろから車が来るのは、誰でも100パーセント分かる、話のうえで、そこに(嘉久さんの車を)止めさせた。路肩ではなく、追い越し車線に、しかも夜9時すぎ。普通の人なら100パーセント危ないと分かっている場所で」(萩山嘉久さんの友人)

そして、検察内部でも、殺人罪の適用が議論されていたことが関係者への取材で分かりました。明確な殺意がなくても、「相手が死ぬかもしれない」と認識しているならば、「未必の故意」による殺意が認定できるためです。しかし、石橋被告自身も追い越し車線に車を止めていたことなどから、殺人罪の適用は見送られたといいます。

一方、過去には、悪質な運転による死亡事故で、殺人罪が適用されたケースもありました。おととし、大阪・摂津市で起きた死亡事故。自転車の男性をはねたトラックは、車を蛇行させながら男性をおよそ180メートルにわたって引きずっていました。このため、大阪地裁は、殺意があったとして、殺人罪が成立すると認めました。“東名事故のようなケースでも殺人罪の適用は議論に値する”と話す専門家もいます。

「車を道具にして人を怖がらせたり、脅かしたりしている。それは過失とは言わなくて、傷害致死・殺人ということも事案によってはあり得る話だと」(横浜国立大学法科大学院教授・工藤昇弁護士)

今後、開かれる石橋被告の裁判。嘉久さんの友人は、その行方をしっかり見つめ続けていくとしています。

「裁判には行きたい。殺された方は、こんなところで死にたくないと思っている人」(萩山嘉久さんの友人)


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