今週の一筆
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03月08日の放送

「食品ロス」削減は「“もったいない”と“おすそわけ”」精神で!

公明党 竹谷とし子 参議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、公明党・食品ロス削減推進PT座長の竹谷とし子参議院議員。2月の恵方巻き騒動の時に「食品ロス」が大きく取り上げられたが、この問題はただ単にまだ食べられるのに廃棄される食品が「もったいない」だけではなく、様々な不具合を引き起こしている、と言う。

 「そもそも食料生産には多大なエネルギーがかかります。日本は食糧自給率が38%と先進国では最低、輸入に依存しているのに、それを捨てている。世界では9人に1人が栄養不足というのに・・・。また、廃棄された食品ごみの処理でも、食品は水分が多いため運搬・焼却でさらなるエネルギーをかけ、しかもCO2を排出している。マイナス面ばかりですよ」

 日本での食品ロス量は、一人あたり年間約51キログラムも! なぜ、こんなに? と聞いたら「家庭系の廃棄も多いのですが、一方では事業者系の売れ残り、食べ残し、規格外での返品等も多い。日本では、賞味期限3分の1ルールというのがあるんです。(例えば賞味期限が6か月の場合)メーカーから小売り、そして消費者に届くまで、それぞれ、納品期限・販売期限、賞味期限というのが2か月ずつあって、それぞれの段階で期限間近になると廃棄してしまう。これも大きな原因ですね」

 ではどうやって食品ロスを削減? 「欧米ではドギーバッグなどといって、食べ残しの持ち帰りが普通ですが、日本では食品中毒などを恐れてなかなかそうしてくれません。フランスなどは、食品廃棄禁止法を作って賞味期限間際の物を足りないところに回したりしています。日本でもそれに習って最近フードバンク運動がやっと盛んになりましたが、実は日本はこれまで食品ロスに関しては、リサイクル=食品廃棄物から燃料等を作ることに力を入れていた。でも食べるものはやはり、食べてもらわないと。だから、今後はリデュース=最期まで美味しくいただく(廃棄物の発生抑制)、力を入れるべきです。今は、スーパーなどが、生鮮品が売れ残りそうだと、SNSで流して、子ども食堂が買いに来たりするシステムを作っています。また、賞味期限の残り少ない物から買ってもらえるように、ポイントを付けるようにしているところもあるんですよ。今はAIなどが発達していますから、こういうことがもっとスムーズにできるようになるはずです。食品は人の身体を作る大切なものですから、『もったいないから捨てない』、だけではなく、それを『おすそわけする』というシステムを早く構築してほしいですね!」

 すでに超党派で食品ロス削減推進法案を用意していて、3月末か4月には国会に提出したいという竹谷さんに、今年の抱負は? と伺ったら、「来年のオリンピック・パラリンピックに向けて、この『“もったいない”と“おすそわけ”』精神を世界に発信していきたい!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:3月8日(金)23:00/3月9日(土)9:30/3月10日(日)0:30