今週の一筆
【画像】
【画像】

07月20日の放送

「議員力向上」提言 私は「人間力」を付けるのが大事だと思う!

自民党 小林鷹之 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党衆議院議員の小林鷹之さん。なぜ政治家に? と聞いたら「財務省からワシントンの日本大使館に出向中に日本の地盤沈下を肌で感じ、一方では妻の妊娠で初めて父親になると思ったら、次世代をどうするんだって考えて飛び出してしまいました!」

 で、どんな国会議員に? 「私、議員になって常に意識しているのは国際社会の中で日本の存在感を高めていかなくてはならないということ。どの国でも国家戦略として国力をアップすることを考えていますが、国力というのは経済力+安全保障力、それを支えるイノベーション、さらにそれを支える教育、という図になると思うんです。例えば経済力。今国会でやっと通りましたが『働き方改革』、雇用・労働規制−社会政策ばかりが注目されますが、これも経済成長するための大切な戦略です。71年前に労働基準法ができましたけれど、その時とは人口構造・産業構造、人々のライフスタイルが大きく変わっています。だから、できるだけ働き方の選択肢を作って多様な働き方を作ろうじゃないか、というのがこの目的なんです。1人1人が自分の力を発揮しやすい環境を作ることによって生産性が高まり、ひいてはマクロの経済が成長していくんですね。特に、雇用では7割を占める中小企業。大企業ならともかく自分の所では無理とか、しわ寄せが来るとか、ご心配なさっている方、たくさんおいでです。でも、ここも高齢化が進んでいます。労働環境を良くしていけば、若い方たちも入ってきます。お互いに柔軟に対応して生産性を高めていく努力をしないと、日本の成長はありません。だから野党が『残業代ゼロ』制度だと、こぞって反対した『高度プロフェッショナル制度』の賛成討論もしました。時間に規制されずに研究開発をする、それで成果を出す、というような働き方があってもいいのでは? あくまでも選択の一つとして」

 甘利明・党行政改革推進本部長の下で「イノベーション・エコシステムの早期確立のために」という提言を出されたが? 「2010年に日本のGDPが中国に抜かれて以来、日本の経済力は米中にどんどん引き離されている。世界のイノベーションランキングでもどんどん下方に。グーグル、アップル、アリババ、テンセントが世界を席巻している! 技術力はあるんです。成長の種=シーズはあるんです。でもそれが起業に結びつかない。だからシーズとニーズをマッチングさせて収益にまでもっていく環境=エコシステムを作るべき、というのがこの提言です。そして、企業は中長期を考えてリスクを取って起業してください。シーズを持っている大学も自分の所で収益を上げるところまで考えてください。その循環ができあがれば経済成長ができるんですから、と言っています」

 もうひとつ、「議員力向上」を提言するとか。「魔の三回生」って揶揄されたから? 「いえいえ、これは塩崎恭久・党政治制度改革実行本部長に考えろ、と言われまして、10人ぐらいの若手で議論しました。『そもそも議員力とは』から始めて、まずは●選挙力、●政策力、●政治力、●危機管理力、●人間力、それに●秘書力だろうということになったんですが、そのうちでも私は、●人間力が非常に大切だと思っています。例えば、海外に行っても選挙力・政治力が高いと言っても評価されない。一対一で話すときには、教養・人間力が見られます。では、どうやって教養を身につけるか? 一つは歴史を学ぶこと。来年は平成が終わります。一方、10年前にはスマホがこんなに普及するとは思ってもみなかった。AIがどこまで行くのかわかりませんよね。だから5〜10年先のことを考えるとき、逆に歴史を振り返ってみることが大事なんじゃないでしょうか。もちろんこれらは一人一人がやるべき事ですけど、党の中に議員力を付ける場を作ってもいいのでは、と思って議論しました」

 お嬢さんももう8歳、「ワシントンやニューヨークでも走ってきた趣味のマラソンも、今は親子マラソン! でも楽しかったですよ!」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:7月20日(金)23:00/7月21日(土)9:30/7月22日(日)0:30