今週の一筆
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05月25日の放送

宇宙ビジネスを国・民間、力を合わせて推進!

河村建夫 衆議院予算委員長

対談を終えて

 今回のゲストは、衆院予算委員長の河村建夫さん。といっても今回は宇宙の話。

 「文部科学大臣に就任した直後に種子島でH2Aロケット6号機の打ち上げを見たんです。ところが失敗。上がったんですが、燃料ロケットの切り離しがうまくいかなくて約10分後に爆破させた。それが宇宙に関心を持ったスタートです。その後、宇宙に急激に関心が集まって学術研究の場だけではなくなったので、安全保障・産業振興も基本理念に加えて、10年前に宇宙基本法を制定したのです」

 安全保障の観点は必要? 「もちろん。今の北朝鮮の情勢などをみても衛星情報が大事なことはわかるでしょう。偵察衛星導入で大きな騒ぎになりましたが、“やはりアジア・大洋州は日本が見る”くらいでなければ」。災害情報も? 「空から見れば被災地は一目瞭然でしょう」

 提言に衛星情報一元化のための新たな組織の構築とあるが? 「アメリカではNOAA(アメリカ海洋大気庁)にあらゆる情報が集まってくるんです。そして、そのデータはすべてオープン。公共でも民間でも利用できるんです。ところが日本は省庁ごとの縦割りで、他が利用できない。これでは宇宙における民間産業の振興なんかとてもできない」

 民間ビジネスも参入し始めている? 「ロケットを打ち上げよう、とか宇宙旅行をビジネスにしようとしている人もいる。宇宙デブリ(宇宙のゴミ)って知っているでしょう? 宇宙は軍事利用しないということになっているけれど、中国なんか、打ち上げた衛星を爆破したりしている。この危険きわまりないデブリを片付けようというビジネスを日本人がやろうとしている。アメリカや中国ではなく、中立的な立場の日本がやった方がいいとアメリカからもお墨付きを得ている。今、小泉進次郎くんが関心を持っていて、まもなくPTを立ち上げる予定です。農業だって宇宙から作柄を判定できるし、熱線の反射で鉱物資源探査もできる。魚群の位置も確認できますよ!」

 ロケットを打ち上げる場所も増やす? 「アメリカもロシアも中国も複数の射場システムを持っています。日本は種子島だけですから。北海道の大樹町では今、町を挙げて“ホリエモン”ロケットの打ち上げに取り組んでいます」

 海外に追いつけ、追い越すには予算・人材・国際法に対応する国内法の整備も必要だという。宇宙基本法10年目にまとめられたこの宇宙・海洋開発特別委員会の「第四次提言」、まもなく安全保障部会と合同で政府に提案され、夏の骨太の方針・予算に反映してほしいとのことだ。

 河村さんは日韓議員連盟の幹事長、このほど日朝国交正常化推進議連を改めて立ち上げられたそうだ。「米朝首脳会談の結論が出てからでないと動けませんが、日本にとっては正常化の条件として『非核』と同時に『拉致』は外せない。北朝鮮は二度も約束を破っている。米朝がどう詰めるのか、それを見越してこちらも今から対応を考えておくべき。昔と違って北朝鮮とのルートが細くなっている。これも再構築しなければ。日本は蚊帳の外?いや、安倍総理は良くやってくれていて、トランプ大統領も韓国の文大統領もきちんと拉致をテーブルに載せてくれている。将来的には6か国協議の再開が必要。日朝首脳会談も」

 衆議院予算委員長として来週には集中審議があり、まだまだ忙しい日が続く河村さん、趣味は? とうかがったら「ウーン、切手収集かな? 忙しくて山になっている切手の整理がなかなかできない。小学生の時から始めたんですけど、最近は記念切手を世界各国で出し始めたから、追いつかない。国内のものが多いな。年賀切手とか皇室切手、印刷ミスのものなんか見ていても面白いよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月25日(金)23:00/5月26日(土)9:30/5月27日(日)0:30