今週の一筆
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03月16日の放送

災害は忘れた頃に・・・ 危機管理マネージャー資格を皆さんも取ってください!

自民党 森まさこ 参議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党参議院議員、党治安・テロ対策調査会長の森まさこさん。福島県選出なので、まずは11日の日曜日に7年を迎えた東日本大震災について聞いた。

 「あっという間と同時に、避難されている方々にとっては苦しく、つらい7年間だったと思います。毎年この日は前夜から仮設住宅に泊まることにしています。今年は復興住宅に移られましたが、でも、狭い!早く自宅に帰りたい、と言ってらっしゃいました。避難解除区域は増えましたけど、3分の1の方々はまだ」

 何故? 「アンケートでは医療不安が一番。でも患者数が増えなければ経営が成り立たないし、ベッド数も医師・看護師不足で増やせない。ご高齢の方が悪くなっても、郡山市、いわき市まで救急車で、ということになる。それから、子育て中の若い方たちは特に帰ってきていない。もう7年経っていますから、子どもたちは学校で友だちを作っているし、帰ってきても少ない人数で部活もできない。長期化によって問題が多様化してくるんです。それぞれの方によって問題が違うんです。政治はその1つ1つに向き合って行かなければなりませんから、どうしても時間がかかります」

 福島は原発事故がありました。「そう、地震・津波・原発事故・風評被害、四重苦です。でも、放射性物質の健康に対する影響等、正しく理解してほしい。福島の検査は世界一ですから、そのことを、国を挙げてPRしています」

 「今週の一筆」に「復興のその先」とお書きになったが? 「そう、被害に遭った大人たちは年をとっていくけれど、その先を担う若い世代には、復旧・復興と同時に、その先、他の地域に遅れないような場所を作っていってほしい。だから今から人材育成やイノベーションを進めていきたいと思っています」

 森さんは日本初の「危機管理マネージャー(EM)」資格を取られたそうだが、何故? 「党の治安・テロ対策調査会長を4年やっていまして、その時にこの資格のことを知りました。文字通り、自然災害・テロ災害・人災・安保環境等々で危機が起こったときに、それにどう対応するか、また、どう予防するか等々を世界共通ルール『インシデント・コマンド・システム』を学習して、皆で助け合おうというものです。世界50か国が参加しているんですが、日本は入っていなかった。それで去年10月、手を挙げたんです。民間団体ですが、政府機関も参加しています。東日本大震災でも、政府や自治体だけでは想定外の状況がたくさん起こり、限界がありました。携帯がつながらなかったりして指示が下まで届かない。指示がないと動けない。そんなとき、この資格を持った民間人・地域のリーダーや婦人会長などがいれば、このインシデント・コマンド・システムに基づいて、まず最低限の活動ができる。そして上からの指示につなげる。あの大混乱・右往左往の中で1人でも命が救えていたら、と思いますよ。今は英語でしか資格がとれませんけど、今後、知ってもらうために日本語での受験ができるよう、今、本部と話し合っています。忘れた頃が一番危ない。危機はどこにでも起こりえますから」

 財務省の公文書書き換え問題が今大きくなっているが? 「私も弁護士として金融庁に2年間勤めましたが、あり得ない! 民間企業でも同じでしょう? 途中ではやりとりで変更することもありますが、判をついたらそこで終わりです。官僚の劣化です。それに国会に対する冒涜でもありますよね。しっかり原因を究明してほしいです」

 忙しい毎日だが、時間があったらやりたいことは? と聞いたら、「娘との2人旅!」。18歳、16歳とお嬢さんがお二人なので3人旅では? と聞いたら「いえ、普段はどうしても目の前のことしか話さないので、それぞれと2人旅をしたいんです。じっくりと話を聞いてみたいし、私からも伝えたいこともあるし!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月16日(金)23:00/3月17日(土)9:30/3月18日(日)0:30