今週の一筆
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09月15日の放送

女性活躍担当大臣をぜひやりたいと安倍首相に頼んだ!

野田聖子 総務大臣

対談を終えて

 今回のゲストは、総務大臣兼女性活躍担当大臣兼マイナンバー制度担当大臣の野田聖子さん。

 反安倍勢力・野田さんを取り込んだことで安倍内閣の支持率回復した?
 「そもそも私が反対勢力なの? と思ってます。自民党の仲間としてバランスがとれたら、といろいろ言ってきただけ。そもそも、安倍さんも私も野党の時に初当選で、与党でなくては政策が実現できないということを知っているから、一生懸命に与党にかえろうと思った。今回、反安倍派の人から裏切り者と言われたけど、安倍さん個人を支えるのではなく、息子の世代にも、ちゃんとこの国があってほしいと思うから入閣した」

 女性活躍担当大臣は野田さんの希望? 「そう。野党から政権を取り返したとき出したアベノミクスの1丁目1番地は女性活躍だったはず。原点回帰と言えば、そこからでしょう? 私がその場にいれば、国民の皆さんも、役所も気づいてくれるでしょう!」

 総裁選に出る、と言い続けるのは閣内不一致? 「それは勉強不足。昔だって、派閥のボスは皆閣僚になって次を狙っていた。それより、女性活躍を言う中、総裁選には毎回女性が出てもおかしくないと思いませんか? 私、自民党の女性議員の最長老。人にヤレ、と言う前にまず手本を示さなきゃ、と思ってます」

 総務大臣1か月、どう? 「実は私、数少ない地方議員出身。26歳で岐阜県議。その時は屈辱のみ。中央の役所があまりに強くて、道路1つ、バス停を移すにも中央の許可がいる。何1つ自力でできないと口惜しくて、それで国会議員に。だから、昔、私が大臣を務めていた郵政、そしてこの地方自治。これを応援してくれる役所だからやりがいがある。それから実は私、『統計』が好きなんです」。統計ですか? 「25年前、初当選の時に竹下元首相に言われたの。『聖子ちゃん、女はね、感情的だとか子宮でものを考えるとか言われているから、ちゃんと理論武装しなさい!』で、これ読みなさいと統計の本をくださった。数字、例えば今なら出生率とか、その数字を総務省の統計局が皆持っているんですよ。ここまで来れたのは数字のおかげで、思いつきや感情だけで政策を考えてはこなかったから、と思ってます! ただ、最近は男性の方がそんな感じ。思い込み・自分の経験だけを基に考える。配偶者控除の議論もそうだった。『専業主婦をばかにするのか!』って言われた。それは違う。実際には、働いている人も主婦やっているし、少子化・人口減少で働き手がいない中で女性が1人でも多く働いてほしい社会。だから『仕事をしない方がお値打ちだ』というのは逆。望む人は社会に出て自分のために、子どものために収入を自力で得てほしい」

 働き方改革? 「わたしが思うのは『いつでも、どこでも!』。テレワークという言葉は、何もパソコンを使って仕事をするということではない。今までの働き方のちゃぶ台返しで、自宅でも、喫茶店でも、公園でも、どこで働いてもいい。工場のラインで働くのではないんですから、出勤しなくてもいい。パソコンなくても、スマホやガラ携だってできる。時間も本当は残業をあまりさせないための7時間だけど、それが今は逆に足かせになっている。労働時間1時間でも、生産性が上がれば良い。企画・営業なんか会社にいなくてもできる。ワンオペ育児と言われるけど、自宅で仕事をすれば楽になるでしょ」

 「総務省重点施策2018」のタイトル『落ち着いて、やさしく、持続可能な社会の実現』というのは、野田さんが付けたとか? 「わかりにくい、と言われたけど、これは近未来の日本の姿を、統計上想定して、それを、政策を作るときに意識する、という意味で付けた。『落ち着いて』というのは、日本は成熟国家の上に老化も始まっている。だから、私たちに求められるのは、力強さより落ち着いた所作だと思う。今までの蓄積を見渡して、これもあれも使える、と。頑張れば努力すれば、ではなく、今あるモノを有効に、ということ。『やさしく』は支え合うこと、多様。自分とは違った人を理解する・理解しようとすることが大切。『持続可能な社会』。要は、右肩上がりの中で作った制度は右肩下がりの世の中ではナンセンス。人口増の前提で作った社会保障とか税制・教育制度は否定されかけている。人口減少の中での新しい制度作りが必要だということを、この言葉でわかってほしい、と思ってます」

 地方を守るための一般財源の確保、シェアリングエコノミーの実施は地方でこそ有用、行政手続きの簡略化のためにもマイナンバーカードの普及等々、やることはたくさんあるという野田さん、忙しい毎日だが、夜は息子と一緒に食事するために、9時半には帰宅、「料理こそ夫にやってもらってますが、洗濯、食器洗い、掃除、しっかり主婦してま〜す!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:9月15日(金)23:00/9月16日(土)9:30/9月17日(日)0:30