今週の一筆
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06月30日の放送

LGBTだけではなくSOGIの認識を!

自民党 牧島かれん 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党衆議院議員の牧島かれんさん。「LGBT問題」がライフワークのひとつだ、ということなので、まずはその話題から。

 「性的マイノリティを総称してLGBT(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイ・セクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字)というのがやっと認知されるようになりました。でもこれは総称であって、実は世の中には性的にもっといろんな方がいらっしゃいます。例えば、性の在り方から考えると、4つあります。●からだの性=生殖器や染色体から来ている生物学的な性があります。ただ、これを両方とも持っている方もいらっしゃるんですよね。●こころの性=自分の性をどう思っているか。自認の性です。男性の身体に違和感を持っている女性とかいらっしゃいますよね。でも、だからといって女性の身体になろうとは思わないという人もいる。●好きになる性=性的指向、誰を好きになるかです。異性?同性?両方? どちらもそもそも嫌、という人もいます。●表現する性=女性なのにオレと言ったり、女性・男性に係わらず、男装や女装をしたりする。一方、性を考えるのに3つの要素があります。●戸籍の性、これは男女どちらかでないと受け付けてくれません。●先ほどの性自認。でも『男っぽいから女っぽい』まで、グラデュエーションは無数にあります。●性的指向も同じようにさまざまですよね」

 何故、この問題に関心を? 「日本でも、ワシントンで暮らしていたときにも、周りにこういう方が普通にいらしたんですよ。特に、あの9.11の時に、パートナーとして暮らしていた方の手術同意にサインができない、とか、暮らしていた部屋に住み続けられない、とか、家族でいられない苦しみの例をいくつも見せられました。だから、初めて国政に出たときから、これを何とかしたいと訴えてきました」

 欧米では、今や、男、女の代わりに「Z」と書いたり、Mr.やMis.のかわりに「X」と書いたりするようになっているとも。「もうLGBTではなくSOGI(ソジ)と言う言葉を使うようになっています。Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)の頭文字です。LGBTですと、そういう人達の存在は認めるが、その人達を社会的に区切ってしまって、『クローゼットに押し込めて』しまう、というふうに受け止められる可能性があるんですね。性的指向と性自認は誰もが持っているもの。それがさまざまな形で現れているだけで、それをもって差別をしてはいけないんです」

 これまでどんな活動を? 「2015年に超党派議連を立ち上げました。まず、子どもの問題を取り上げました。いじめのターゲットや自死まで至る問題です。未だに心ないことを言う先生がいたり、制服ではなくジャージの方がしっくりくる、と言う子どももいますので、文科省に働きかけて通知を出してもらいました。雇用問題もありますね。民間もだいぶ理解が深まったところが出てきています。普通に家族手当や忌引きもできたり。サポートしたい人には『アライ』という印を机の上に出してもらっています。それからオリ・パラに向けての活動。調達コードにSOGIに反して差別する企業は参加できない、となりました。そもそも五輪憲章にそういう差別をしてはいけないと書いてありますしね。ただ、法律ができたから、制度があるから、というだけでは皆さんが『そうだね』と納得してくれません。一番理解してほしい親にも言えない人が、まだまだたくさんいらっしゃいます。そういう方たちの声の代弁者として、目に見えない差別をなくしていきたいと思っています」

 鳥獣ワナの免許を持っているという牧島さん。何故? 「地元は神奈川県でも丹沢の麓の自然の豊かなところなんですが、イノシシ、シカ、サルの被害がひどいんです。植林してもシカが苗木の新芽を食べてしまうし、畑の野菜は収穫直前にイノシシにやられる。土砂災害は起きるし、農業を辞める人もいる。だから、今は鳥獣保護から管理に変わっているんです。ここも高齢化なんで、私も友達といっしょにワナ免許を取りましたし、山ガールの方に狩りガールにならないかって誘っています。もちろん、野生の命は美味しくいただくことも大事、自分たちで解体していただいています。政府もジビエを後押ししてますし、美味しいですよ! 鳥獣管理も私のライフワークの1つかな?!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:6月30日(金)23:00/7月1日(土)9:30/7月2日(日)0:30