今週の一筆
【画像】
【画像】

11月20日の放送

本当の意味での女性活躍のために、次期総裁選にも手を上げます!

自民党 野田聖子 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、前総務会長の野田聖子さん。ずっと女性問題に取り組んでいらしたので、まずは来月最高裁判決の出る夫婦別姓問題について。

 「私、初当選の時からこの問題、ずっとやってます。10数年前、森山法務大臣の時に、民法改正が必要な諸問題の中で、非嫡出子の相続問題は財産などからむから大変だろう、だからまずはこの問題から、と始めたんですけど、非嫡出子の問題の方が先に法律改正されました。税調の山中貞則先生を最高顧問にお願いして、理解がされやすいように『例外的夫婦別姓』―強制ではなく、やりたい人だけ家裁の許可を得る形で夫婦別姓ができる―という法案にしたんです。でもその山中先生が病にお倒れになって、それでおしまい。反対論って、なんかもやもやして理屈じゃないんです。夫婦仲が希薄になる、孫と疎遠になる、子どもがかわいそう、とか。だから議論ができない。でも現実的には、今は大企業を中心に通称使用が広がっている。しかし、社会福祉や金融の面では、未だにそれができない。これを統一的にできるようにしましょう、という運動も支援しています。これが可能になれば、夫婦が別姓でも夫婦の間や子どもにも何も支障がない、ということがわかりますもんね。裁判の結果がどうなるかわかりませんが、この問題を考える良い機会になると思っています」

 世界経済フォーラムが男女格差を発表したが、日本は101位でG7最下位。「世界は日本に格差をなくせ、と言ってますけど、功なり名をあげた男性は『どうしてこんな指摘がされなきゃいけないんだ。このままでも上手くいっているじゃないか?』と、この問題に関心が無いんですね。安倍さんが『女性の活躍を』と言い出してくれました。その方向性は買いますが、でも活躍しようにもそのベースすら無いじゃないですか! 日本では非正規雇用は景気の調整弁。その非正規が100万以上増えた。住宅ローン借りるなんて可能性ゼロ! そういう人達に、結婚しろ!子どもを産め!三世代同居を! と言ったってあり得ない想定でしょう?」と憤る野田さん。

 そこで、その理由で総裁選に手を上げたのか、と聞いてみた。
 「そう。安倍さんの方向性は正しい。ただその手法が間違っている! 出生率1.8なんていわれると『ハア?!』ですよね。『それは大間違いですよ。制度を作って、予算付けて、施設作って、人を配備して、動かして、それで初めて、この国で、自民党政権で、安倍政権で子どもを産んでも大丈夫! ということになるんです。安倍さんは女心をわかっていない! 総理は安全保障問題が得意。でも私は少子化対応が得意。そういう、安倍さんに足らないところを指摘して議論し、だめ出しをして、良い政治をしていく。それが必要だから今回手を上げたわけです。残念ながらいろいろあって総裁選にはなりませんでしたけど。昔の自民党だったら侃々諤々議論をした上で、決まったらそれに従うというやり方だった。それが今は、若い人が多くなったせいか、党で決めてしまうと後がこわいのか異論も無く、そのまま従ってしまう。これでは党が活性化しません」

 「臨時国会だって開いたらよかった。一億総活躍について、野党がここもダメだ、あそこもダメだと指摘したら、それをいただいちゃったらいいんですよ。一億総活躍って大風呂敷広げたんだったら、全部くるみこんじゃえばいい。私なら、そうしますね」

 次の総裁選はどうするのか聞いた。「禅譲を待ってるなんておかしくありませんか? 選挙だって楽に当選した人は次は落選する。小泉さんだって3回目で総理に。麻生さんなんて4度目ですよ。私もこの3年間、じっくり政策を積み重ねて、また挑戦します!」

 時間ができたらゴルフがしたいなあ、とのこと。「昔、楽しんでいたけど、国会議員になった時にやめました。でも去年、老化防止にと、夫が買い換えてくれたんです。だけど、相変わらず忙しくて。一日仕事になるでしょう? ハンデ?聞かないでください!」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:11月20日(金)23:00/11月21日(土)9:30/11月22日(日)0:30