今週の一筆
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05月29日の放送

次世代に誇れる明るい国を作りたい!

菅義偉 内閣官房長官

対談を終えて

 2000年からはじまったこの「国会トーク・フロントライン」は今回で600回。そこで菅義偉官房長官をゲストにお呼びした。まずは在任歴代4位の官房長官の仕事について。

 「あ、そうかなあ、という感じ。とにかく目標に向かって一生懸命やるしかない。そんな中で2年半が過ぎた、って感じですね。安倍総理はすさまじい改革意欲の政治家。小泉さんも改革者と言われたけど、彼は敵を作って実行した。でも安倍さんは非常に広い人脈で適任者にお願いして改革を進めていくタイプ。一強多弱?政高党低?いろいろ言われてますが、安倍総理のやろうとしているのは全部自民党の選挙公約。アベノミクスだって野党時代からの経済再生論議の延長。外交安保の立て直しもそう。だから今、岩盤にドリルで穴を開けていますよ」

 いよいよ始まった安保法制審議について聞いた。「何国会かかけて慎重審議を、と野党の皆さんは言うが、そんな悠長な安保環境には無いと思う。きわめて厳しいので、早く成立させることが私は大事だと思う。国民の生命・財産を守るのが政権の大事な役割だから」

 普天間問題については「19年前に普天間基地は危険だ、固定化はダメ、ということで日米合意ができ、その3年後に知事や市長の同意も得て辺野古移設が決まった。しかし、紆余曲折があり、普天間は危険なまま残った。周りには住宅や学校がある。そのままにしておいていいのか、というのが原点だと思いますよ。それが、仲井真知事の判断でやっと埋め立て許可が出て、昨年ようやく工事が開始された。橋本(龍太郎)さんや小渕(恵三)さんは沖縄に通ったのに、と言う人もいるけれど、結果を出せましたか? 政治は最後は結果を出さなくてはならないんです。沖縄県民、それに日本国民全体の生命と財産を守る責任が政府にはあるんです。翁長知事も昔、危険だから一日も早く県内移転を、と沖縄県議会で代表質問された。だから危険除去をどうするか、と言う気持ちは十分お持ちだと思う」

 アベノミクス―消費税増税の影響が思ったより大きかったという。「だから選挙に勝って本当に良かったと思っているんですよ。企業の皆さんが『これであと4年、この政権が政権を持つ権利を得た。アベノミクスという政策は変わらないだろう』と思って設備投資などに踏み切れる環境を、選挙に勝ったことで作ることが出来たんです」

 大阪都構想否決・執行部交代で維新の評価は?と伺ったら「松野新代表の会見や党首討論を聞いても『政府が改革をするなら支援する、是々非々だ』とおっしゃっている。もともとが改革政党ですから。橋下さんですか?もったいないと思いますが、退路を断って勝負をかけていましたから、私はこうなると思っていました」

 「総裁選後のことまでとても考える暇はない。農業改革や電気事業法改正は63年ぶりの大改革だし、労働法改正もあるし、ひとつひとつ仕事をやっていくことで精一杯。でも次世代に誇れる明るい国を作っていきたいですね!」と言う菅さんだが、暇がもしあったら何をしたいと聞いてみた。「そうねえ、鮎の友釣りかなあ。小さいときから秋田の役内川で釣ってましたよ。県大会で優勝して賞状をもらったこともあるんだから!」とにっこり!

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月29日(金)23:00/5月30日(土)9:30/5月31日(日)0:30