今週の一筆
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05月17日の放送

安倍首相の歴史認識への懸念 丁寧な説明を!

自民党 河井克行 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは衆議院外交委員長の河井克行さん。番組収録前に飛び込んできた飯島参与の電撃的な訪朝については、「もちろん知りませんでしたよ。でもロシア訪問など安倍外交が動き始めたな、という印象を与えるのはいいんじゃないですか。すぐに結果の出るものではないですが、攻めの外交、という感じがしますよね」

 河井さんは4月28日から9日間、ハワイ、ワシントンDC、ニューヨークと廻り、米太平洋海兵隊司令官や国防次官補、国務次官ら政府の要人、シンクタンク関係者、米メデイア、在米日本人要人等々と意見交換をしてきた。

 「日米首脳会談・TPP交渉妥結・辺野古移転、アベノミクスの大胆な動き等々、高い評価でした。今後は腰を据えておつきあいができる、と米側が期待感を持っているのを実感しました。こちらは、(1)北朝鮮の脅威 (2)尖閣・日中間問題 (3)沖縄米軍再配置問題・普天間問題と3つのテーマを用意して話し合ってきましたよ。北朝鮮問題についてはやはり米国にとっては遠い国。常に情報発信をしなければ、と思いましたね。尖閣問題は偶発的衝突が一番怖いと一致。もちろん、日米安保の適用範囲とリッパート国防次官補は明言しましたけれど。他のアジア諸国は自分のところにはね返る問題なので、日米関係がどうなるか注視していますからね」

 「でも、今回私が会談したほとんどの人が、安倍さんの『侵略の定義は定まっていない』という歴史認識について心配・懸念を言ってました。北の脅威、中国の海洋進出の脅威の中、日米韓間の連携をもっと強めていかねばならない時ですから。『一番喜んでいるのは中国じゃないか? もっとうまくやってくれ』って異口同音に言われましたよ。でも安倍首相は、一方では『河野談話・村山談話は引き継いでいきます』とも言っているんですよね。片方しか報道されていないから誤った認識をしている。きちんと背景説明をしてきました。同期の菅官房長官もその点しっかりと会見でおやりになっていますしね。参院選の後は戦略的なロードマップを作って皆さんの理解を深めていただくようにすると思いますよ」

 河井さんは今年になってからもう4回も沖縄に行き、近々また訪れる予定だそうだ。
 「東京の感覚と沖縄の感覚がこんなに違うものかといつも思いますよ。日本のわずか0.5%の面積に75%もの米軍基地があるんですから。普天間の危険なこと!あのフェンスを毎日見ながら皆さん会社に通っている。反対なのはよくわかります。でも、民主党政権のように地元と政府与党の言い方が違ってしまうとこの問題は全く動かなくなる。参院選も間近ですから、県内、という人を公認すべきです。普天間の危険を除去するのか、それとも自民の沖縄の1議席を確保するのか、ここは腹を決めないと。民主党と同じ間違いをしてはいけません。執行部がまもなく沖縄に行くと思いますが、ぜひいい仕事をしてほしい」

 外交は政府だけにまかせておいてはダメ、戦略的同盟を作るためにも議員外交が絶対必要だと力説する河井さん、そのために飛び回る毎日だが、沖縄にすっかりはまったとか。

 「好きなんですよ!飛行場に降りたとたんのあのモワーッとした空気! お気に入りの泡盛も見つけたし。選挙区をいっそ変わったら?と奥さんにいわれてますよ」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(TBSニュースバード)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月17日(金)23:00/5月18日(土)9:30/5月19日(日)0:30