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03月16日の放送

日本企業の対アジア投資〜ブ−ムのベトナム、環境変化にとまどうインドネシア〜

日本経済新聞 脇祐三論説副委員長

対談を終えて

  今回は特別編として3/25〜4/5に行われた、日本記者クラブのアジア取材団によるベトナム・インドネシアにおける日本企業進出の視察の模様を団長の日本経済新聞・脇祐三論説副委員長と共にお届けする。

  安倍首相もAPEC首脳会談の際に視察したベトナム・ハノイ市郊外のタンロン工業団地の状況。約60万坪の敷地に進出している63社の大半が日系企業。下請け会社も同時に進出し倍々ゲームで収益が伸びているとか。従業員の賃金の安さ、手先の器用さ、定着率の良さ等がメリットとしてあげられているが、それと同時にアジアを国単位で考えるより面として考えたときのベトナムの地理的優位性がモノをいっているようだ。 中国の華南地方−ベトナム−ASEANを結ぶ、政治的にも安定した国、というわけだ。しかし、そうはいっても、インフラ整備。関税など制度的問題・金融問題、課題はまだまだ多い。 

  インドネシアはアジアの金融危機ショックからなかなか立ち直れない。施設の老朽化などで原油高のメリットも活かせていないし、労働者法や地方分権法で労働者や地方の権限が強く物事がスピーデイに進められない状況。その中でトヨタ・インドネシアはASEAN域内共通のシステムを作り国内向けと同時に東南アジア・中近東諸国にまで販路を広げ、トヨタ王国を作り上げている。日本にとっては2010年に切れる天然ガスの供給協定がどうなるかが目下の課題。まもなく交渉が始まるそうだがどうなるか。

  共通しているのはやはり中国・韓国の進出ぶり。どちらも「安さで勝負」のうえ政治的状況もからみ、日本の今後の進出はそうとう戦略的にやっていかねば、とあらためて感じた。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月16日(金)20:30/3月17日(土)9:30/3月18日(日)0:30