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8月7日(火) TBC(東北放送)

津波被災のまち「たった1人の1年生」

津波被災のまち「たった1人の1年生」

 東日本大震災の後、人口減少に悩む地域にある小学校のたった1人の1年生。同級生がいなくても元気いっぱい、たくましく成長しています。

 渡邉羽海さん(7)、宮城県石巻市立寄磯小学校の1年生です。1年生は羽海さん1人。普段から2年生の2人と同じ教室で授業を受けています。

 寄磯小のある地域は、震災の津波で大きな被害を受け、人口は3分の2に減少。全校児童はわずか9人と、震災前の半分ほどとなりました。今年4月、たった1人の入学式では、6年生の兄・成海くんが激励しました。

 「分からないことや困ったことは何でも聞いてくださいね」
 「僕たちがお助けマンになります」(兄・成海くん)

 羽海さんが生まれたのは、震災の4か月後。6歳までプレハブ仮設住宅で過ごしました。

 「かっこいい1年生になりたいです」(渡邉羽海さん)
 「あの大変な時に生まれて、7年がたって、娘の入学式を迎えることができて、とてもうれしかったです」(羽海さんの母 渡邉真弓さん)

 学校生活で支えとなるのは、やっぱりお兄さん。みんなで取り組む学校伝統の踊りでは、成海くんの振りを確認しながら乗り切りました。

 「やっぱり6年生は違うなと思いました」(渡邉羽海さん)

 1学期の終わりには、学校の目の前で海洋体験。船に乗り、地元の大人たちに教わりながら漁師の仕事に挑戦です。

 「ワカメを採ったぞー」

 初めての手触りに悪戦苦闘しながらも、浜の女の子としてたくましく成長しています。

 「1学期、頑張りましたね。勉強もとても良くできていたし」
「ほかの友達がいるし、今ではいろいろ勉強も楽しくなってきた」(渡邉羽海さん)

 震災後、人口が大幅に減少した寄磯地区唯一の1年生。元気いっぱいの姿が地域の希望と笑顔につながっています。

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