JNN 2017夏 こどものチカラ

JNNニュース(月曜~金曜 ひる11:30~)で放送

この夏、私たちJNNでは「こども」にフォーカスした12本の企画を用意しました。こどもたちは境遇はそれぞれでも、みんな輝いています。日本の将来を担うこどもたち、私たちは応援したいと思っています。

8月25日(金) RSK(山陽放送)

「小児がん」に理解を…克服の男の子が”レモネードスタンド”

「小児がん」に理解を…克服の男の子が”レモネードスタンド”

 3歳でがんを患い、回復した小学4年生の男の子が、夏休みに母親のふるさと岡山県で“あること”に励みました。鍵となるのは「レモネード」です。

 榮島四郎くんです。がんを乗り越え、今月、10歳の誕生日を迎えました。

 「300歳まで生きられますように。本当は1000歳くらいまで生きたいんですけど、それは無理だって思って」(榮島四郎くん)

 3歳の夏、突然の頭痛と吐き気に襲われた四郎くん。脳に腫瘍が見つかり、摘出手術は15時間にも及びました。小さな体で、抗がん剤や放射線治療にも耐えてきました。

 普段は横浜に住む都会っ子。母親が育った岡山県井原市で過ごす夏休みです。

 四郎くんの友達も横浜から大勢やってきました。おそろいの爪の色にTシャツ、特製の紙コップ。四郎くんを中心に何やら計画しているようです。

 「四郎さんのレモネードのために塗ったの」(四郎くんの友達 平津ひなたさん)

 レモネードを飲んでもらい、小児がんの治療法や薬の研究などに必要な資金を募る「レモネードスタンド」です。がんと闘ったアメリカの女の子が、自宅の庭でレモネードを売って病院に寄付したという実話をもとにした募金活動は、日本でも少しずつ広がっています。

 「小児がんっていう病気があるってこと、あんまり治療が知られていないから、そのことを教えたい」(榮島四郎くん)
 「300円持ってきたんですけど」(訪れた人)
 「1杯50円だから」(四郎くんの友達 平津ひなたさん)
 「6つください、じゃあ」(訪れた人)

 四郎くんと仲間たちのレモネードスタンドは予想以上の反響でした。日本では、今も毎年2000人ほどが「小児がん」と診断されています。

 「少しでも助けになれば」(訪れた人)

 四郎くんは治療の後遺症と向き合っています。分泌が減った成長ホルモンを、ほぼ毎日の注射で補っています。

 「再発だけじゃないので、小児がんって。これから何が出てくるか」
 「守るから」(四郎くんの母親 佳子さん)
 「ありがとう」(榮島四郎くん)

 病気で苦しむ子どもが1人もいなくなることを願って。永らえた命を精一杯生きる、四郎くんの夏です。

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