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痴漢を疑われ“逃走”元SP逮捕、重体男性の妻は

 要人警護を担当する警視庁のSPだった男が地下鉄駅で痴漢を疑われ、追いかけてきた男性を階段から突き落とした事件。意識不明の重体となった男性の妻が、JNNの取材につらい胸の内を語りました。

 「まだ信じられないです。けさも起きて、夫がいなくて」(被害に遭った男性の妻)

 こう話すのは、17日朝、東京・千代田区の都営地下鉄・神保町駅の構内で男に暴行され、意識不明の重体となっている20代の男性の妻です。男性は電車内で痴漢をしたとみられる男を追いかけ、もみ合いになった末に階段から突き落とされたといいます。男は元警視庁のSP・品田真男容疑者(52)。傷害の疑いで警視庁に逮捕されました。

 SPとは、総理や大臣などに同行し警護を行う精鋭部隊で、日本では1975年、佐藤栄作元総理の“国民葬”で当時の三木武夫総理が男に殴られた事件を受けて発足しました。

 2007年には、品田容疑者もSPとして、当時の高市早苗沖縄・北方担当大臣の警護にあたっていました。

 「(夫は)見過ごすことが多分できなかったんじゃないかなと思います。警察官になるために身につけたものを、市民を守るとかじゃなくて、逆に傷つけてしまったことにすごく悲しいなと思うし、そんな人に主人が追っかけても勝てるわけないな」(被害に遭った男性の妻)

 元SPと正義感あふれる男性。朝の地下鉄駅で何があったのでしょうか。

 駅で痴漢を疑われ、追いかけてきた男性を階段から突き落とし、意識不明の重体となる大けがをさせたとして逮捕された元SPの品田容疑者。警視庁によりますと、17日午前7時ごろ、都営地下鉄・神保町駅で、10代とみられる女性が叫びました。

 「この人痴漢です」

 品田容疑者は取り押さえようとした男子高校生を振り切り逃走。別のホームに繋がる階段で取り押さえようとした男性ともみ合いになり、2メートルの高さから一緒に転落したといいます。男性は頭を骨折し、意識不明の重体だということです。

 「本当に本当にかわいそうで悔しくて。(夫は)明日が誕生日なんですけど、どこか行こうねって話していました」(被害に遭った男性の妻)

 2007年まで警視庁に勤務し、SPとして体を張って要人を守っていたはずの品田容疑者。

 取り調べに対して、容疑を否認し、こう供述しているといいます。

 「痴漢は覚えがない。男性がつかんできたので振りほどいただけ」(元警視庁SP 品田真男容疑者)

 「二度と被害者が生まれないことだけを願っています。(Q.夫の意識が戻ったら?)本人が目覚めたら一番つらいと思うので、大丈夫だよって言ってあげたいです」(被害に遭った男性の妻)

 警視庁は、品田容疑者について、女性に対する痴漢の疑いでも調べる方針です。

 インタビューに応じてくださった男性の妻によりますと、男性は、意識が回復し、会話ができる状態になったということです。

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更新日時:2月25日 19時02分

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