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【SDGs 2030年の世界へ】箱根の旅館が10連休・・・なぜ

 シリーズSDGs。今回のテーマは「働き方」です。箱根の人気旅館が、14日から10日間の完全休業に入りました。業界では異例のことですが、背景には一体何があるのでしょうか?

 箱根で人気の旅館「はなをり」。評判なのがロビーから芦ノ湖を一望できる絶景。およそ50種類あるこだわりのビュッフェも人気ですが、最大のウリは・・・。

 「(従業員の)皆さんに親切にしてくださって」(宿泊客)

 「従業員の方もすごく笑顔で良かった」(宿泊客)

 徹底したおもてなし。人気の宿ランキングでは、2年連続で1位を獲得しました。

 そんな従業員が要の人気の宿で、新しい取り組みが始まりました。14日、客を見送った従業員。次のチェックインに向けて準備を始める時間ですが・・・。

Q.何をしている?

 「休館のためにお湯を抜いている」

 実は、旅館を10日間連続で休業するのです。清掃のため、大浴場のお湯は全て抜かれ、客室のベットは畳まれ重ねられていました。連休をとりづらい宿泊業界では、極めて異例の対応ですが・・・。

 「うふふ、うれしいですね」(従業員)

 「ちょっとハワイでのんびりしてこようかなと」(従業員)

 15日朝、北海道旅行に向かう従業員が、羽田空港で撮った写真です。

 「長期休暇頂いて、フレッシュな気持ちでまたお客様対応できる」(従業員)

 しかし、連休で落ち込む売り上げは、数千万円に上るとみられます。旅館にとっては損にならないのでしょうか?

 「今の時代、働き方改革がすごく大事。先々返ってくるのかなと思います」(箱根・芦ノ湖はなをり 藤井育郎総支配人)

 きっかけとなったのは、大分県にある系列ホテルが実施した10連休。こちらでは、収入が数億円減ったものの、従業員に優しいホテルとの評判が広がりました。深刻な人手不足が続く中、就職の応募者は1.5倍に増えたといいます。

 さらに「はなをり」では、北海道への研修旅行にかかる費用の7割を会社が負担。旅先での経験が、接客力を向上させると期待しています。

 「今、採用難とか人材不足とかありますが、そういうのを改善していけるのではないかなと考えている」(箱根・芦ノ湖はなをり 藤井育郎総支配人)

 企業にとって不可欠な投資となった「働き方改革」。こうした動きは広がっていて、回転寿司業界大手のスシローは、2月に2日間ほぼ全店で一斉に休業します。

 専門家は・・・。

 「金融機関・機関投資家、株主の方からは、社会に良い取り組みをしなければならないというプレッシャーがかけられている。一方で一般市民の方からはエコ意識とか、人権・ハラスメント対策の意識が非常に高まっている。SDGsに取り組まなければ、生き残れない。押しつぶされてしまう」(日本マネジメント総合研究所 戸村智憲理事長)

 企業は変化を突きつけられています。

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