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気候変動対策COP25開幕、スペイン・マドリード
気候変動対策を話し合う国連の会議、COP25が2日、スペインの首都マドリードで開幕しました。地球温暖化が深刻になるなか、各国が対策強化の機運を高めていけるかが焦点になります。
「COP25」=第25回締約国会議では、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」で合意された産業革命以降の気温上昇を1.5度以内に抑えるための各国の取り組みを確認します。「パリ協定」が来年から本格実施されるなか、温室効果ガスの「削減量」を国同士で取引するルールの設定や、気候変動の影響による損失や被害への対応などが話し合いの軸です。
「いらだたしいのは変化のペースの遅さです。気候変動に取り組むための方策も技術も目の前にあるのに」(国連 グテーレス事務総長)
国連のグテーレス事務総長は「対策を遅らせる余裕も理由もない」として、各国の対策強化を訴えました。
スウェーデンの16歳の環境活動家で、各国の若者による環境デモを触発したグレタ・トゥンベリさんも出席予定で、大西洋をヨットで渡り、3日にもポルトガルに到着するということです。会議は13日まで行われます。