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「変な臭い」六価クロム 廃液垂れ流しのワケ

 発がん性のある物質が都内の住宅地に垂れ流されていました。毒性が強い「六価クロム」を含む産業廃棄物を、都内から茨城県内に不法投棄したとして男女8人が逮捕されました。

 東京・足立区の道路にできた赤い“シミ”。車の停止線や横断歩道にも広がっています。

 「久賀野容疑者が、警視庁の捜査員に連行されていきます」(記者)

 産業廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された建物解体会社経営の久賀野光正容疑者(48)。ともに逮捕された高橋時男容疑者(66)ら8人とともに、足立区のメッキ工場の解体現場から出た産業廃棄物を去年5月から7月にかけて茨城県笠間市の空き地に不法に投棄した疑いが持たれています。

 「がれきなどの処理を受注したが、不法投棄したつもりはない」

 取り調べに対して容疑を否認している久賀野容疑者。すぐ近くには小学校や保育園もあるこの地域で、なぜ、毒性の強い“廃液”が垂れ流されたのでしょうか。

 「容疑者らが工場から産業廃棄物を運び出した際、周辺の道路には廃液が垂れ流しになっていたということです」(記者)

 「においはやっぱり、変なにおいがしてましたね。六価クロムの垂れ流しが土手までぐーっとつながっていて」(解体現場近くの住民)

 「あんまり水出てきたから『これ変なあれじゃないの』って言ったら、(作業してる男が)『俺知らねえ』って言った」(解体現場近くの住民)

 警視庁によりますと、メッキ工場の跡地からは毒性の非常に強い「六価クロム」が検出されました。その量は、最大で環境基準のおよそ6000倍に上ったといいます。発がん性もある「六価クロム」。処理を行っている事件とは無関係の施設は・・・

 「六価を三価に還元して、それでクロムは無害になるんですけど、それを中和して無害な水は流す。通常のところは皆きちっとやっていますので、報道がされて、皆がそういう悪いことのほうにとられるのはちょっと困るというか・・・」(城南電化協同組合 岡井由晴さん)

 久賀野容疑者らは廃棄物の処理をおよそ1500万円で請け負っていて、警視庁は処分費用を安くするため不法投棄したとみて、詳しく調べています。

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更新日時:11月15日 4時02分

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