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トランプ大統領は民主党に融和呼びかけ、強硬な姿勢も隠さず

 アメリカの中間選挙から一夜が明けて、トランプ大統領が会見に臨みました。上院と下院の多数派が異なる「ねじれ議会」となり、政権運営は厳しくなる見通しですが、トランプ氏は民主党に融和を呼びかける一方、強硬な姿勢も隠しませんでした。ワシントン支局から岩田夏弥記者の報告です。

 トランプ大統領は選挙戦で徹底的に攻撃してきた野党・民主党との協力を摸索する考えを示す一方で、うまくいかない場合は「徹底的にやり返す」と強くけん制しました。

 「きのう(6日)は意味のあるすばらしい日だった。共和党は下院での予測を大きく上回り、上院議席の過半数を増やすなど歴史を乗り越えた」(アメリカ トランプ大統領)

 トランプ氏は、与党の共和党が下院で過半数を失ったものの、選挙結果は「完全な勝利に近い」とアピールしました。その上で、民主党側に「与野党が一緒にやるべき時だ」と融和を呼びかけつつも、ロシア疑惑などをめぐって圧力をかけるようなら「徹底的にやり返す」と宣言し、強硬な姿勢も隠しませんでした。

 さらにトランプ氏は、セッションズ司法長官の事実上の解任を発表しました。ロシア疑惑に関する民主党の追及が本格化することに懸念を持ち、トップの交代で司法省への影響力を強化する狙いがありそうです。

 一方、下院議長への返り咲きが有力視されている民主党のペロシ院内総務も、「私たちにはできる限り協力可能な部分を追求する責任がある」と述べ、超党派での議会運営に前向きな考えを示しました。まずは、双方が協力する姿勢を見せたわけですが、ほんのわずかなきっかけで一挙に全面対決に逆戻りする緊張感をはらんだ関係が続きそうです。

 「もういい、マイクを置け」(アメリカ トランプ大統領)

 トランプ氏の会見では、記者と激しくやりあう場面もあったのですが、ホワイトハウスは制止を振り切って質問を続けようとしたCNNの記者のホワイトハウスへの入構パスの使用を見合わせると発表しました。理由は、記者の腕がマイクを取りに来たインターンの女性の腕と接触したことで、「報道の自由を尊重し、厳しい質問も歓迎するが、この行為は許容できない」としています。

 トランプ政権とメディアとの対立は、極めて深刻な状況になっていきそうです。

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更新日時:11月15日 19時02分

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