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「盗まれた赤ちゃんたち」裁判、医師の加担認定も時効成立

 フランコ独裁政権下のスペインで反体制派の女性らが産んだ赤ちゃんたちを医師らが親から引き離し、政権支持派の家庭に不法に養子縁組させた、いわゆる「盗まれた赤ちゃんたち」問題で、マドリードの裁判所は被告の医師が犯行に加担したと認定しました。

 8日、マドリードの地方裁判所に入るイネス・マドリガルさんは1969年、生まれた直後に実の母親から引き離され、別の家庭で育てられました。フランコ独裁政権下のスペインでは、内戦で敵対した当時の「共和国派」の家庭や貧困家庭に生まれた赤ちゃんを親から引き離し、政権派の家庭に養子縁組させたり、教会に預けたりしていたことが明らかになっています。医師らは時に赤ちゃんが「死産だった」と嘘をついたり、養子縁組先の家庭から高額な金を取ったりしていたとされます。

 8日、マドリードの地方裁判所はマドリガルさんの誘拐や出生証明の偽造などの罪に問われた産婦人科医のエドゥアルド・ベラ被告(85)について、違法行為への関与を認定したものの、時効が成立しているとして有罪とはしませんでした。

 この「盗まれた赤ちゃん」の関係者が法廷で裁かれたのは、これが初めてですが、マドリガルさんのようなケースは少なくとも3000人、最大数万人いるとも見られています。

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更新日時:10月16日 23時02分

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