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訪日外国人客 飲食店での“ニッポンの疑問”

 外国人観光客をターゲットに夜の消費活動を促す『ナイトタイム・エコノミー』が盛り上がりを見せています。そうした中、日本独自のある“文化”が大きな問題となっているようです。

 「Nice to meet you!」

 「How long do you stay in Japan?(どれぐらい滞在する予定ですか)」(日本人客)

 「10days(10日間です)」(アメリカ人観光客)

 小さな飲食店が所狭しと並ぶ東京・渋谷の「のんべい横丁」。昭和レトロな雰囲気が漂い、外国人旅行者の人気を集めています。毎晩、多くの外国人で賑わう東京の繁華街。しかし、彼らとの間で今、ある“もの”を巡って、トラブルが起きているのです。それは・・・

 「ベジタブル(野菜)」(居酒屋の店主)

 日本人にはお馴染みの“お通し”です。

 「(外国人は)“私は頼んでない”って言うわけですよ。“これはテーブルチャージ”って言い方をするんですけど、相手は分かっていない」(常連の男性客)

 渋谷の「のんべい横丁」で50年以上、店を構えるこちらの居酒屋も、“お通し”の意味が外国人に理解されず、トラブルに見舞われてきました。

 「スマホとか身振り手振りとか、これは“No service”みたいな、分かる単語をしゃべる。理解してないんだったら、ダメだったら帰ってみたいな」(居酒屋の店主)

 一方で外国人からは・・・

 「アメリカでは、おそらくクレームをつけられるでしょう。自分が頼んでいないものがお勘定に含まれていたら、それは支払うべきではありません」(アメリカ人観光客)

 彼らの理解を深めるために、のんべえ横丁は、「お通しはカットできない」などと英語で書かれたマナー集の配布を始めました。また、お通しの意味について、英語で説明したメモを店内に貼る工夫も。

 「お通しOK?」(居酒屋の店主)

 「もちろん」(ブラジル人観光客)

 「必要じゃなかったら要らない、ノーサンキューと言えばいい。私はお通しはフェアだと思います」(ブラジル人観光客)

 最近では、お通しに理解を示す外国人が増えてきたといいます。大規模な繁華街を抱える渋谷区と新宿区も、対策に乗り出しました。

 「バウチャー(チケット)を展開して、この街で遊ぶのは安全だと理解してもらえれば」(吉住健一 新宿区長)

 打ち出したのは、1枚5000円で、渋谷区と新宿区の飲食店を周遊できるチケット。料金には「お通し代」も含まれていることから、外国人でも安心して飲食できる仕組みだといいます。

 「(チケットについて)外国人旅行者の信用を増やすためのいい取り組みだと思います」(アメリカ人観光客)

 「お通しについて率直に説明してくれれば必要ありません」(オーストラリア人観光客)

 「バーの個性を取り除いてしまうんじゃないでしょうか」(スペイン人観光客)

 2年後の東京オリンピック・パラリンピック向けて加速する「ナイトタイム・エコノミー」。日本独自の文化を守りつつ、消費の拡大に繋げることが出来るのでしょうか。

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更新日時:9月19日 15時02分

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