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【こどものチカラ】怖さを学ぶ「津波体験キット」

 夏休みシリーズ「こどものチカラ」です。「津波」の押す力とは、どれほどのものなのか。そんな疑問を持った少年が誰でも「津波」の威力を体験できるキットを考案しました。少年のアイデアは特許も取得しています。

 浜松市に住む山本賢一朗君(13)は、去年の夏休み、自由研究で大人顔負けのテーマに挑戦しました。

Q.これは何ですか?

 「『津波体験キット』です」(山本賢一朗君)

 山本君が考案した「津波体験キット」は、片足1キロの重りに筋力トレーニングで使われるエキスパンダーがついています。このキットを両足に着け、後ろから引っ張ることで「津波の押す力が再現」できるというのです。

 「いきまーす」(山本賢一朗君)

 「結構強く引っ張られています」(記者)

Q.水深20センチの津波の引く力は?

 「片足だいたい8kgぐらい」(山本賢一朗君)

 津波の威力を再現するために調べたのは、足にかかる水圧です。

 「止まっている状態で、すねにかかる水圧を測った」(山本賢一朗君)

 水圧はどの方向からもかかり、水が深ければ、その分強くなります。水深20センチで、すねの部分にかかる水圧を計算すると、およそ900グラムでした。山本君は津波を再現した実験で動いている水が働く力は、止まった状態に比べ9倍も大きくなることを導き出しました。900グラムの9倍でおよそ8キロ。バネを10センチ引けば同じ力を体感できます。山本君が津波をテーマに研究を始めたきっかけは、東日本大震災でした。

 「小学6年生のときにも地震があって、勉強しようと思った」(山本賢一朗君)

 津波研究の専門家も山本君の研究を高く評価しています。

 「津波の働く力は静水圧+動圧+衝撃圧」(東海大学 田中博通 名誉教授)

Q.山本君の計算は正しい?

 「正しいということです」(東海大学 田中博通 名誉教授)

 専門家も太鼓判を押す「津波体験キット」は6月、新しい発明品として特許を取得しました。

 「信じられなかった。頑張ったのでうれしかった」(山本賢一朗君)

 この「津波体験キット」は現在、商品化に向けた話も進められています。

 「学校や老人ホームで使ってもらいたい」(山本賢一朗君)

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更新日時:8月18日 20時02分

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