タイ洞窟13人遭難、全員救出に世界が歓喜

 タイ北部の洞窟内に少年ら13人が先月23日から17日間にわたり遭難していましたが、10日、ついに最後の5人が無事、救出されました。国内外から喜びの声が上がる一方、救助活動中に亡くなったダイバーへの哀悼の意も示されています。

 「サンキュー!コップンカー!(ありがとう)」

 これは、最後の1人が助け出されたあと、救助隊員が最後に洞窟から出てきたときの映像。支援のため国内外から現場に集まっていたボランティアなどからは大歓声が聞かれました。

 「我々は不可能だと思われていたことを可能にした」(救助活動責任者)

 「最後の1人を乗せた救急車が大歓声の中、病院へ入ります。13人、1人もかけることなく全員が救出されました」(記者)

 タイ北部の洞窟で遭難していた地元サッカーチームの少年12人とコーチ1人のあわせて13人。彼らの“奇跡の生還”のニュースは世界を駆け巡り、サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドからは、こんなメッセージも届きました。

 「13人が無事なことに安堵している。彼らが所属するサッカーチームと救助関係者を、我々の試合に喜んで招待したい」(マンチェスター ユナイテッド)

 少年たちには、FIFA=国際サッカー連盟も15日に開かれるワールドカップの決勝戦に招待する意向を示していました。ただ、少年たちは1週間程度の入院が必要とされ、FIFAは10日、「健康状態を優先する」として、「別のイベントに招待する可能性を探る」と明らかにしました。

 一方、今回の救出活動では空気ボンベの運搬をしていた元タイ海軍特殊部隊のダイバー1人が犠牲になっていて、改めてダイバーに哀悼の意が示されています。

 「彼が自身を犠牲にした活動は、軍隊と国民の見本となり、彼を忘れることはない」(タイ プラユット首相)

 「少年ら全員に意識があり、我々の質問に答えることもできました」(タイ保健省)

 少年らは平均して2キロ、体重が減り、数人に肺炎の症状が見られるものの健康状態に大きな問題はないということです。一部の少年らは感染を防ぐため、ガラス越しに家族との面会もできています。

 「ガンバレー!ガンバレー!」

 “奇跡の生還”から一夜明けた11日には、少年らの搬送先の病院周辺に子どもたちが集まり、声援を送る姿が見られました。現地では、少年らが元気な姿を見せる瞬間が待たれています。

注目キーワード(クリックして記事一覧へ)

この記事の関連ニュース

7月17日(火)のヘッドライン

TBS NEWS アクセスランキング

更新日時:7月17日 12時02分

ニュース番組ダイジェスト

7月16日(月)の国際ニュース

7月15日(日)の国際ニュース

7月14日(土)の国際ニュース

7月13日(金)の国際ニュース

7月12日(木)の国際ニュース

7月11日(水)の国際ニュース

7月10日(火)の国際ニュース

過去のニュース