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オウム 井上元死刑囚、執行直前「こんなことになるとは」

 松本智津夫元死刑囚とともに死刑が執行されたオウム真理教の元幹部たち。その一人、井上嘉浩元死刑囚が執行の直前に話した言葉が分かりました。「こんなことになるとは思っていなかった」。そして、一番最後に残した言葉とは?

 教団「諜報省」のトップとして地下鉄サリン事件など10の事件に関与した井上嘉浩元死刑囚。松本智津夫元死刑囚の側近中の側近でした。今月6日、大阪拘置所で死刑が執行されましたが、その後の関係者への取材で執行直前の様子が明らかになりました。

 「両親に何かないか?」(刑務官)

 「お父さん、お母さん。ありがとうございました。心配しないで」(井上嘉浩 元死刑囚)

 井上元死刑囚は高齢の両親の身を案じる一方で、こう話したといいます。

 「こんなことになるとは思っていなかった」(井上嘉浩 元死刑囚)

 井上元死刑囚と面会や手紙のやりとりをしていたこともある「オウム真理教家族の会」会長の永岡弘行さん(79)は、この言葉の意味をこう捉えました。

 「(井上元死刑囚は)きっと心が洗われたような状態にだんだんなってきたのは間違いない。お母さん、お父さん、自分を産んでくれた人に対して、感謝の気持ちというのは、そこの中で生まれてきた。こうなると思わなかったというのは、異口同音に井上君ばかりでなく、そういう思いをして当たり前だと思う。良かれと思ってやってきたのになあ・・・」(オウム真理教家族の会 永岡弘行 会長)

 井上元死刑囚は刑の執行に際して、暴れたり抵抗したりすることはなかったといいます。そして、最後の言葉は・・・

 「まずはよし」(井上嘉浩 元死刑囚)

 「まずはよし」。この言葉は何を意味するのでしょうか。

 「麻原の教えがちょっと残っていると解釈しますね。これでよし、それでよし。そうでなければ、やりきれないでしょ」(オウム真理教家族の会 永岡弘行 会長)

 永岡さんはこう話した上で・・・

 「私は素直に聞いてやりたいなという思いがするんです。死刑になって、大変ご迷惑をおかけしました。自分はこれで責任を取ったつもりです。これでお許しくださいと。彼が言ったと思って、そういうような気持ちに切り替えます、私は」(オウム真理教家族の会 永岡弘行 会長)

 井上元死刑囚の遺体は執行から2日後に両親のもとで荼毘に付されました。

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更新日時:7月17日 12時02分

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