金党委員長“日朝首脳会談前向き”、安倍首相「直接向き合う」

 史上初の米朝首脳会談から2日、日本と北朝鮮の間の新たな動きに繋がるのでしょうか。米朝会談の際、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が、日朝の首脳会談について前向きな態度を示していたことがJNNの取材で分かりました。

 金正恩党委員長との首脳会談に向けた駆け引きが始まっているのでしょうか。安倍総理は、拉致被害者の家族らを総理官邸に招きました。

 「米朝の首脳会談を機会として捉え、あとはまさに日本の問題として、日本が北朝鮮と直接向き合いこの問題を解決していく」(安倍首相)

 拉致被害者家族らを前に、「北朝鮮と直接向き合う」と強調した安倍総理。実は、総理のもとには金党委員長に関する、ある情報がもたらされていました。

 12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談。この席でトランプ大統領は拉致問題を提起しましたが、JNNの取材によると、その際に金正恩党委員長は、安倍総理との首脳会談について前向きな態度を示していたといいます。

 こうした中、14日からモンゴルで開かれている安全保障に関する国際会議には、日本外務省の幹部と北朝鮮の当局者が出席。圧力路線だけでなく、直接対話の必要性が指摘される中で、両者は非公式に接触したとみられます。

 日朝首脳会談について安倍総理は、拉致被害者家族を前にこう述べています。

 「日朝の首脳会談については、拉致問題が前進していくものにならなければ意味がない。しっかりとそういったことも踏まえながら対応していきたい」(安倍首相)

 これに対し家族からは・・・

 「確実に北朝鮮当局が“日本人拉致を帰す”という約束もあった事をもとに、確認の訪朝をしていただいて詰めをしていただきたい」(拉致被害者家族会代表 飯塚繁雄さん)

 問題は、何をもって「前進」と言えるのかですが・・・

 「北朝鮮がどう言ってくるかということにもよる。実際に“会う”となったら、ある程度“出口”を見つけなくてはならない」(政府関係者)

 一方、総理からの説明を受けた被害者家族からは「焦って欲しくない」という指摘とともに、今後の変化への期待もにじみます。

 「交渉の中で向こう(北朝鮮)の“思い”がだんだん外にあらわれてくると思います」(横田めぐみさんの母 横田早紀江さん)

 「解決の道筋が見えるまでは簡単に動いてほしくないと、安倍総理にお願いしました」(横田めぐみさんの弟 横田拓也さん)

 菅官房長官は、こう述べています。

 「拉致問題についてはトランプ大統領の強力な支援をいただきながら、我が国としては北朝鮮と直接向き合って解決すべき問題である。そのような決意で臨んでいる」(菅義偉 官房長官)

 鍵を握るのはやはり、トランプ大統領のようですが、そのトランプ氏、シンガポールを出発する直前、飛行機の中で応じたFOXニュースのインタビューでは、北朝鮮の人権問題を必ずしも重視しないかのような発言をしました。

Q.金正恩党委員長はひどいこともしてきたが?

 「確かにそうだが、他のたくさんの国でも悪いことをやっている人はいる」(トランプ大統領)

 拉致問題を含めた人権問題が棚上げにされる可能性はあるのでしょうか。

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更新日時:6月18日 10時02分

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