日大“悪質”タックル問題、関学大「信頼関係完全に崩壊」

 日本大学アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則をした問題。日大の回答に関西学院大学は「お互いの信頼関係は決定的に崩壊している」と怒りをあらわにしています。

 「弊部の抱える疑問、あるいは疑念を解消できておらず、現時点では私どもが求めている誠意ある回答とは判断をしかねる」(関西学院大学 アメリカンフットボール部 小野宏ディレクター)

 厳しい口調で日本大学の対応に怒りをにじませたのは、関西学院大学アメリカンフットボール部の監督とディレクターです。

 今月6日、アメリカンフットボールの日大と関西学院大学の定期戦で日大の守備選手が悪質な反則行為をした問題は、長年、日本のアメフト界を率いてきた東西の雄の信頼関係を崩壊させる事態へと発展しました。

 多くのマスコミが集まる中、焦点となっているのは、反則プレーは監督の指示だったのかどうか。

 「今の両方のチームの関係は決定的に信頼関係は損なわれている。ほぼ完全に崩壊していると言っていい状態だと思います」(関西学院大学 アメリカンフットボール部 小野宏ディレクター)

 関西学院は17日の会見で、強い批判の言葉をあらわにしたのは反則行為の悪質さだけでなく、その後の日大の対応についてでした。関西学院の抗議文に対して日大はどのような回答を行ったのか。関西学院は会見で日大からの回答書を読み上げ、内容を明らかにしました。日大からの回答は「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質」として、選手個人の受け取り方の問題とするような内容で、監督の指示を否定していました。この回答に、関西学院の監督やディレクターは納得がいかないと憤りを隠しませんでした。

 「本当に当該選手がなぜ突然、ああいうプレーをしたのかという真相究明というのが必ずなされるべき。我々もそこの不可解さがきちんと納得いかないかぎり、おそらくこの問題は解決しないと考えます」(関西学院大学 アメリカンフットボール部 小野宏ディレクター)

 「あの監督のもとにコーチングスタッフがいる。そこ(監督)に意見が言えない可能性がある。そういうことで、本当にあの学生たちを守れるかなと言うのが疑問で、受け入れられないというのが私の気持ち」(関西学院大学 アメリカンフットボール部 鳥内秀晃監督)

 さらに、日大の内田監督が直接の謝罪にも現れず、会見などで説明も行わないことについても・・・

 「非常に悪質なので、責任者が翌日か、その次の日に選手、保護者に謝罪するのが筋。同じ指導者として受け入れられない。大学の監督プラス、日本大学の中でも地位のある役職におられる。はっきりと記者会見して、おわびに来てほしいと思います」(関西学院大学 アメリカンフットボール部 鳥内秀晃監督)

 日大の学生からも疑問の声が出ています。

 「白黒はっきりさせて、関学側にもちゃんと謝罪した方がいいんじゃないですか」(日本大学学生)

 「『やれ』って言われたときに、選手が自分の中でダメだって思わなかったのか疑問はありますけど、なすりつけはさすがに指導者どうこうよりも人として(どうかと思う)」(日本大学学生)

 JNNの取材に対し日大関係者は、「反則行為をした選手が直接、内田監督から“1プレー目で相手のクオーターバックを壊してこい”などと指示を受けた」と話しています。日大関係者によりますと、内田監督は去年春の関西学院大学との定期戦で別の選手にも、「クオーターバックを壊してこい」と、同じような指示をしていたということです。

 いまだ無言を貫いている内田監督ですが、日大の調査には「反則行為を意図的に指示したことはなく、厳しく戦ってこいという趣旨の発言をした」と話しているということで、日大は今月24日までに再度、関学側に回答するとしています。

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更新日時:5月21日 18時02分

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