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北朝鮮船漂着の無人島 “長期滞在”の痕跡追う

 北海道の無人島、松前小島。日本中の注目が集まるこの小さな島に7日、JNNのカメラが入りました。

 ここは北朝鮮の木造船が停泊、10人の乗組員が数日の間、過ごしていたとみられる島です。私たちは警察の了解を得て島の管理者とともに上陸しました。

 「こちらが私たちが乗ってきた船です。北朝鮮から来たとみられる木造船もここに漂着したということなんです。仮に上陸したとなれば、この辺りを歩いたということになります」(記者)

 その先に見えるのは、地元の漁師たちが使う避難小屋です。

 「ここが漁師の方々のための小屋になります。この中には多くの食料が普段からあるということなんですが、家電なども含めてほとんどすべてのものが持ち出されたということなんです」(記者)

 テレビや冷蔵庫、炊飯器などのほかに、トイレのドアノブもなくなっていたといいます。

 「荒らされているなら、その辺に残っている。何にもない、ほんと、ひどいもんだ」(松前さくら漁協 吉田修策さん)

 さらに、こんなものまで・・・

 「ここのエンジンもない」(松前さくら漁協 吉田修策さん)

 エンジンのほかに、燃料もなくなっていたといいます。

 島を出航したとみられる木造船は、海上保安庁らの捜索により発見されました。島にあったエンジンが使われたのでしょうか。乗組員は「島から持ち出した家電などを海に捨てた」と話しており、警察は窃盗の疑いも視野に調べを進めています。

Q.被害額は?

 「おそらく1000万円近く」(松前さくら漁協 吉田修策さん)

 北朝鮮から来たとみられる乗組員たちは今も木造船の中に。海上保安庁は7日朝、米5キロとサバ、サンマ、焼き鳥の缶詰9缶を提供しています。

 海上保安庁と警察は木造船の立ち入り検査を行っていますが、乗組員10人のうち、体調を崩して入院している1人を除いた船長ら全員が任意の取り調べを拒否。6日は話を聞くことができなかったということです。

 秋田県の男鹿市では7日、先月26日に漂着、船内から8人の遺体が発見された木造船の解体作業が始まっています。許可を得て船の中へ・・・

 「船の上に上がってきました。こちらには漁業で使われたであろう網が残されています。コチュジャンみたいな、ちょっと辛めの調味料の瓶ですね。下におりてみたいと思います。大人1人座った感覚ですが、この空間に8人座るというのは、だいぶ窮屈ですね」(記者)

 7日も新たな木造船が漂着しています。新潟・佐渡市では、地元漁師が定置網に引っかかっている木造船を発見。人は乗っておらず、船体にハングルの文字が書かれていました。佐渡海上保安署は8日、船を引き揚げ、調べる方針です。

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更新日時:12月11日 16時2分

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